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小沢民主党は加藤憲政会のように「苦節十年」となるか
37
:
キラーカーン
:2009/06/26(金) 23:21:52
実は、この「大統領制」と「立憲君主制」との相克を理解する絶好の機会がこの総選挙で現出します。それは、幸福の科学、つまり、「幸福実現党」の選挙公約である憲法改正案に見ることができます。その案では
第三条
行政は、国民投票による大統領制により執行される。大統領の選出及び任期は、法律によってこれを定める。
第四条
大統領は国家の元首であり、国家防衛の最高責任者でもある。大統領は大臣を任免できる。
第十四条
天皇制その他の文化的伝統は尊重する。しかし、その権能、及び内容は、行政、立法、司法の三権の独立をそこなわない範囲で、法律でこれを定める。
この案を見れば分かるとおり、幸福実現党は日本を共和国にして大統領制を敷いて、天皇制を廃止することとしています。もちろん、政治学的にいえば、この発想は「王道」を行くものです。天に二日がないのと同様に、異なる正統性を持つ国家元首が複数存在することはありえません(アンドラのような特殊な例外はありますが)。
首相公選論において「そういう論点を提示する人もいる」と述べるにとどまり、正面から論じることを避けていた「天皇」と国民の直接投票によって選出される「大統領(公選首相)」とどちらが国家元首にふさわしいかというまさに「国体」に関する論点が突如として持ち上がったわけです。
わが国の場合、国政は議院内閣制を採用しているのはご存知のとおりですが、地方自治体の知事や市町村長(合わせて「首長」ともいいます)は大統領制の地方版といってもよい制度となっています(ただし、議会の議決に対する首長の拒否権や議会による首長の不信任など、純粋な大統領制よりは首長と議会との関係が密接な場合があります。)
このことは、行政の執行形態においても、国と地方とでの違いをもたらします。つまり、
・ 国では行政は各大臣の合議(全会一致)で推進
・ 地方自治体では知事の主導権で推進
という傾向になり、言い換えれば
・ 首相:ひな壇芸人などを「いじる」司会者(MC)
・ 知事:ピン芸人
・ 大臣:ひな壇芸人(自分のコーナーを短時間でも持っている場合もあり)
・ 議員:視聴者参加者、或いは、スタジオの観客
というイメージになろうかと思います。
ということであれば、知事(特に「タレント知事」)が国政に進出して「埋没」するといわれるのは、「ピン芸人→ひな壇芸人」になるからということで説明がつきます。これまで、小なりとはいえ、「ピン芸人」としてそこそこやってきた人(=周りの注目を一身に浴びてきた人)がひな壇芸人(その他大勢のうちの一人)としての才能があるとは限りません。国政でも「ピン芸人」としての役割を保障するための「言い値」として
自分を首相候補にしてくれ
というのは、「タレント知事」であるからこそ言えたものだったのかもしれません。
地方の「ピン芸人(タレント知事)」としてそこそこ人気もある人が、いまさら「ひな壇芸人(陣笠議員)」として今以上の人気が出るかどうか計算が立たない。地方と同じように、ピン芸人で自分の裁量がある程度あるのなら何とかなるかもしれない。また、地方の人気タレントの看板を背負って「東京進出」をするのだから自分を安く売ることもできない。地元を見捨てて東京になびくのかという「ファンの声」もある。これらの事情という「連立方程式」の解が上述の「自分を首相候補にしてくれ」という言葉だったのでしょう。
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