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刑事弁護の危機と医療の危機
16
:
キラーカーン
:2008/09/22(月) 23:09:27
例えば、犯罪被害者保護に熱心な弁護士はいわゆる「ヤメ検」(検事を辞めて弁護士に転進した人
。この掲示板の参加者に身近な例で言えば、今枝弁護士がそうです)が多いといわれていますし、「
この国が忘れた正義」(文春新書)の著者である中嶋博行氏も
弁護士と作家と二足のわらじを履く
純粋培養の弁護士では「ない」ひとです。「ヤメ検」の弁護士はかつて検察庁(法務省)という国家
権力の一翼を担っていた人ですから、「反権力イデオロギー」を相対化できるのは当然でしょうし、
また「なぜ被害者より加害者を助けるのか」の著者でもある後藤啓二は国家公務員から弁護士に転身
した人なので、国家権力の側にいたという意味で氏も「ヤメ検」弁護士と同列に扱っても良いでしょ
う。
というわけで、余談ですが「人権派」弁護士の方々は北朝鮮の拉致被害者や毎日新聞の猥褻記事問
題についても対応が冷淡なのです。なぜなら、拉致被害者の人権を回復するためには、交渉にせよ、
実力行使にせよ、「国家権力の行使」が必要不可欠であるため、その時点で「人権派」弁護士は拉致
被害者への協力が不可能となるのです(人権派の人(弁護士ではありません)が拉致被害者支援を訴
えたところ、仲間から「利敵行為」と批判を受けたのが典型例)。
また、毎日新聞の猥褻記事問題についても、「慰安婦問題」では国に意見書を、「ババァ」発言では
石原都知事に警告書を出した日弁連が、日本人女性は品性下劣で淫乱といわんばかりの記事を全世界
に配信していた(その意味では石原都知事より悪質な)「サヨク仲間」の毎日新聞には、講義する雰
囲気は全くなく、音なしの構えですから、弁護士にとって、被告人の人権も女性の人権も「反権力イ
デオロギー」のための道具ではないかと疑われても仕方がないでしょう。といいますか、光市の事件
の弁護団は、既に
「死刑反対というイデオロギー」にこの裁判を利用した
と疑われた「実績」があります。それも「(人権派)弁護士」という「身から出たさび」でしょう。
ということで閑話休題。本題に戻します。法律学における多くの(解釈)論争はつまるところ、
論者の価値体系を条文という「レンズ」を通してどのように実現させるか
という「思想論争」(例:憲法第9条論争)に還元されてしまうため、「イデオロギー」が前面に出や
すいこともあり、法学部から一生懸命に法律を勉強して、司法試験を突破した「純粋培養」の弁護士
が上述のような「反権力イデオロギー」の磁場にいともたやすく捉えられるのも仕方がないのかもし
れません。
結局、弁護士も(「反権力イデオロギー」の磁場に捉えられた)「法律の専門家」という自己の立場
に依拠した狭い枠ではなく、もっと広い視野を持たなければだめだということです。それでなくては
、弁護士の言葉は一般国民には届きません(逆も然り)。そして、それに対する一つの回答が「司法
制度改革」だったわけです。
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