したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

中国のサイトの回想録 その1)

43:2007/08/15(水) 14:51:30
・・・気になったのは、以下の留学生様発言。
>中国は親としたら、日本と挑戦はお子さんです。しかしなぜ朝鮮は孝行息子で、日本は親不孝息子ですか?
 既に「華魂洋才」は孫文の時代に自覚している筈なのに、それを当初なぜ蒸し返すかの様に疑問視したのか。もしかしたら中国人は、嘗て日本に中毒した事を韓国の様に「反省したがっている」のではなかろうか。日本が嘗て「尊皇攘夷」を目指したのと同様、中国は今「尊華攘日」(?)の懐古精神に囚われつつも、別の先進性を自国内で創造しようとしているのではないか。それだけの歴史的自信がある。ところが実際は自信自体が分裂的で、「先進性」に纏わる著作権問題を下から勝手に反古にしつつ、それを共産党政府が上からどうにかして軟着陸させようと、政治的に躍起となっているかの様に見える。
 ここには悪しき民主主義が垣間見える。都市部五億の民が一斉蜂起したら、億単位に遠く及ばない日米欧資本家は脅威を感じざるを得なくなる。かてて加えて、それを地方政府の指導者達が八億人に煽るとしたら、そうした巨大な流れに中国の「健全な」資本家達は太刀打ちできるのか?
 私は中国を「規模の限界を知る国」と見ていますから、政治的規模と共産党の親和性に秘密結社の来歴を絡める価値についても一目置いていますし、そうした原点に立ち返る必要があるのは今だ…とも思っています。共産党の指導力と権威は歴代王朝より遙かに先進的である、とも思います。しかしそれは「規模の限界を知る」がゆえの政治的判断に過ぎない筈。民主的混乱を上から平定するための歴史的手段が全体主義のそれであるなら、政体そのものが初めから爆弾を抱えている様なものではないかと。
 各国には各国の事情があるでしょう。そうした制約を前提する場合のみ、私は全体主義の必然性を「やむを得ない」と見たりもする。嫌なら各自、中国から出て行けばよい。もしくは革命勢力に参画して国家転覆を謀ればよい。なんなら台湾に行く手もありそうではある。しかしそれでは国を捨てる事になりかねない。華僑は国と民との重なり合いまで否定していない筈。かと云って、「国」を薄めて「民」から小集団へ細胞化すると逆に困った面も出てくる。「満州に渡って馬賊になる」感覚を歪め裏返すかの様に、「日本に出かけて爆窃団になる」ケースは既に現実となっている模様。

 日本人口の総量感覚で中国人犯罪者数を量ると過剰反応が起こりそうだけれども、かと云って〜比率を以て実数の示す意味を覆す見方には賛同できませんわな。中国人口の総量感覚で日本側の反応をミニマムと捉えるかのごとき「大国感覚」を私は危険視しています。そうした意味でも、あきんど様の「相手の立場になって物事を考え」って指摘にはまた別の感慨があります。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板