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日中関係の問題点と将来

10ぼうぼう:2006/02/23(木) 02:29:40
木菟さま
 確かに「話し合う」の訳語の1つとして「商談」というものはあります。
 中中辞典によると「商」そのものに「討論」「交換意見」という意味があります。また、恐らく「相談する」の最も基本的な中国語訳として教えられているのが「商量」というものです。「話し合う」に「商」の字を使うからといって、違うニュアンスになるというより、「商(談)」に現代日本であまり一般的に使われない意味がある、と理解した方が正しいでしょう。
 現代日本で、というのは近代日本には同じ含みの用法とみられる例があるからです。世界史で第一次世界大戦の時の用語としてならう「三国協商」がそれです。ここに出てくる「協商」という言葉は、中国では今でも「政治協商会議」という中で使われていますが、何れも「商売」ではなく「話し合って合意した」というような意味だったかと存じます。
 中国人相手だと日本人相手よりも「話し合い」が成立しにくい経験的な傾向はあるかも知れませんが、「討論」「交換意見」という言葉もあるぐらいですから、中国に「話し合い」がない、日本のそれとニュアンスが異なる、とまではいえないでしょう。
 とりあえず、留学生さんが「話し合い」という言葉の意味を正しく理解し、使っていたのかどうかは、個別のケースの問題だと思います。

 そのほかの点については別の機会に。


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