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食べ物、飲み物の館

34 ◆KMyTcmL3ws:2006/03/14(火) 12:01:07 ID:FgW3zFoA
嫌いな食べ物は何もないけど、小さい頃に染みついてDNA化している食べ物がある。
それは、カリカリに焼いたトーストにたっぷりバター(マーガリンよりバターがいい)を塗って、砂糖をまぶしたやつだ。
砂糖をまぶすって言うのは小さい頃自分の発明だと思っていた。

ある朝、幼稚園への登園時間が迫っているのにそのバター砂糖トーストが食べたくて家を出る時間が過ぎても作っていた。
そのトーストを手に持ちながら、遅くなったので母親に連れられつつ、みんなに自慢し見せる為、なくならないようにゆっくりゆっくり食べながら登園した覚えがある。

その幼稚園でのクリスマス会の時、さらに嬉しかった出来事があった。
食パンのへたをフライしてお砂糖をまぶしたのが出てきたのだ。
まさしく自分の好きな味の総決算のような食べ物に「これは何で出来ているのか」と興味津々であった。

そんなわけで、ケーキって言うのを食べた事がなかった。そのクリスマス会の最後に僕たちに小さな取っての付いた箱が手渡され家路についたのだけれど家に帰って母親と開けてみるとなにやら白くてぐちゃぐちゃした固まりが入っていてそれが何なのか僕にはさっぱり分からなかった。

母親は「もう一回幼稚園に戻って新しいのと取り換えてもらいなさい」と僕を促し、訳も分からないまま引き返したのを思い出す。先生達に箱の中身を見せながら「おかあちゃんが換えてもらいなさいと言ったので」と訳を話すと怪訝な顔をしながら奥から箱を持ってきてくれてそれを持ち帰ったのだ。

帰ってきてそれがケーキという食べ物であると初めて知ったのだけれど、中に入っていたローソクも食べれるのだと思っていてかじりついてもさっぱり味がしないのを不思議に思っていた。
何しろローソクはおいしそうないろんな色のが入っていたのだからケーキを知らない幼稚園児には食べれると思うのも仕方ない事だったのだ。


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