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宇宙の歩き方

24 ◆KMyTcmL3ws:2006/05/22(月) 20:57:52 ID:VxHwSu7U
>>20
・三島由紀夫”美しい星”を20日土曜日夕方、病院の病床で横たわる人間の横で読み終えた。
何やかやで2ヶ月かかった。

・本日22日月曜日昼過ぎ、”アルジャーノンに花束を”を同じく病院の病床で横たわる人間の横で読み終えた。
こちらは、通算5ヶ月かかった。



『三島の美しい星』、主人公の地球人という重力と、宇宙人という重力の狭間でもがき苦しみ葛藤する様は圧巻だった。

なぜ磁力でなく重力なのか、重力は今のところ遮断する手段を人間は持っていない。
さらには重力波の検証すらまだ人間は至っていない。重力波の検証は人類の又、私の大きなテーマの一つでもあるのだが。

いわば、”重力の愛”と、”磁力の恋”の違いと言った所かな。

あえて、感想などは書かないが、解説の奥野建男氏がすべてを書き尽くしてくれている。

まさか三島がSFを題材にという今になっての最大の発見と驚きが最後まで読み進ませた。
若干37才にしてさすがに天才と言われる所以を堪能した。

絶対に映画化すべき作品だ。


さて、『アルジャーノンに花束を』半分まで読み進み、途中、あまりにもの作り事のむなしさにうんざりとしていてベッドの脇に放りだしていたのだが、後半を2日ほどで読み終えた。

まあ、事前にあらかじめ想像していた通りの展開に残念ながらワクワク感は全く無かった。

作者本人よりも翻訳者、小尾芙佐さんの前半と後半のチャーリーの表現と、その彼女の澄んだ心の瞳に乾杯と言った所だ。

まあ、作者は脳障害に伴う知的障害という対象を自分なりに想像し表現したつもりなのだろうが内容が貧富過ぎ、リアル感が全く欠如していて読み進める時間がもったい思いをした。

知的障害という対象をリアルに体験した事のない人たちは後半胸に迫る思いを抱きながらこの本を読み進むのだろうけど……

後半、チャーリーが元に後退して行く様の表現はまるで映画、『2001年宇宙の旅』でのサイケデリックな光の洪水で時空を猛烈な勢いで駆け抜けて行くシーンさながらだった。

なんか、小説であるはずなのに映画のパクリじゃないかと思ってしまった。


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