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□■□社会・時事問題☆総合雑談スレ2□■□

145春田の蛙 ◆j/aD5mpE9Y:2013/05/27(月) 21:32:17
おそらく、>>144に紹介した記事および『「慰安婦」問題とは何だったのか』(中公新書)については、
ロクに内容も読まずにヒステリーを起こす人(主に男性)が多いと思うので、幾つか解説と引用を。

一例を挙げれば、以下の通りです。

>アジア女性基金の報告書は、平成10年(1998年)6月22日、国連の差別防止・保護小委員会特別報告者ゲイ・マクドゥーガル氏が同小委員会に提出した報告書「奴隷制の現代的形態―軍事衝突の間における組織的強姦、性的奴隷制、及び奴隷制的慣行」の付録報告「第二次大戦中の慰安所にたいする日本政府の法的責任についての分析」について強く批判しています。同付録報告中にある、「日本政府と日本軍は1932年から45年の間に全アジアのレイプ・センター(rape centers)での性奴隷制を20万以上の女性に強制した」「これらの女性の25パーセントしかこのような日常的虐待に堪えて生き残れなかったと言われる」の記述の論拠を否定しているのです。
>
>アジア女性基金の報告書によれば、マクドゥーガル報告書の該当部分の論拠である「第二次大戦中に14万5000人の朝鮮人性奴隷が死んだという日本の自民党国会議員荒船清十郎の1975年(ママ)の声明」は根拠のない主張であり、慰安所をひとしく「レイプ・センター」と呼ぶことも不適切なうえに、「慰安婦」にされた者は20万人以上だという断定も、総数のほぼ4分の3、すなわち14万5000人が死んだ、彼女たちはみな朝鮮人「慰安婦」であったというのも論拠がないとしています。

上記の通り、アジア女性基金の取り組みは事実の検証に基づいた現実的なものでした。そしてそれ故に、日本の過去の歴史の罪を
”イデオロギー的に”過大評価したい側・過小評価したい側の双方から、激烈な感情的反発を受けました。

上記のような検証はイデオロギー的理由から、あるいは正義面・弱者の味方面してことさらに過去の日本の戦争犯罪を大きく喧伝したい側には、大変不都合なものです。
同時に歴史修正主義者・ネット右翼・右翼などなどにとっては、このような緻密な検証を経てさえ、なお認めざるを得ない過去の「日本の政府・軍の関与による道義的責任」の一切から目を背けたい。
即ち双方ともに、「現実」「事実」に対して頭を垂れる姿勢に著しく欠けていたこと。これが、アジア女性基金が激烈な批判と反発に晒された主たる要因であると、私は見ています。


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