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□■□社会・時事問題☆総合雑談スレ2□■□
112
:
春田の蛙
◆j/aD5mpE9Y
:2013/04/18(木) 23:43:26
>>111
続き
例えば新渡戸稲造らの推進した植民地主義も、(前に紹介した各論文に指摘のある通り)こうした桃太郎的パターナリズムに強く根ざしたものです。
よってその後の時代に「アジア諸国解放の聖戦」という気分が一部あったにせよ、また仮に差別反対の主張に役立った側面があるにせよ、殊更誇るべきではありません。
この流れを汲めば「アジア諸国は日本のおかげで独立した」だの「植民地といってもインフラを整備してやった」だの恩着せがましい主張が出てくるのもまた当然なんですよ。
こんな歴史観を全面的に振りかざすのは大いなる誤りです。歴史全体を見る目をも歪めてしまいます。
「だからお前たちは日本を批判するな・生意気言うな・逆らうな」という感情論は、容易に「在日は/生活保護制度利用者は/元カルト信者は/女は/子どもは」という言説と結び付くのです。
そんな正義の味方のおれたちに感謝してみかじめ料を払え、という思い上がった気分から恐喝ゴロへと転じていくのですよ。
そしてこの桃太郎的正義感に基づくパターナリズムこそ、明治時代の植民地主義から現代の右翼および
ネトウヨにまで、共通する心性の一つだと思います。ネトウヨの姿を見て、右翼はこの点を自己批判すべきでしょう。
過去においては与えられたら感謝すべきだった恩寵が、特別なものでなく当たり前となっていった歴史こそ日本を「良い国」にしたのだと思います。
この時計の針を逆回しにし、今さら再びそれらを「感謝するべき特別なもの」に戻そうとするのが、資料屋さんも批判されている昨今の流れであると、私は危惧しています。
このようなパターナリズムからの脱却と対等な人権の尊重こそ、私は誇るべき人類の進歩の歴史だと考えていますよ。現状、それがまだまだ発展途上の不十分なものだとしても。
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