したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

フランス語スレッド (NHK講座含む)

39さーひぶ。:2008/05/26(月) 01:08:46
>>38の続き)
 劇中には、白ひげの「神様」(仏語でデュー Dieu)とカール・マルクスらしき人物が、
マルジの想念の中に出てきます。イランの現体制指導者が観たら「偶像禁止」と共産主義に
激怒するでしょう。欧米かぶれの現代イランの若者は喜んで観ると思います。
 フランスは、200年以上前からイランとの同盟関係があり、あのホメイニ師をはじめとして
多くの亡命イラン人を寛大に受け入れてきました。現在もバニサドル初代大統領が亡命中。
当初は、米国で『ビバリーヒルズ青春白書』のような実写テレビドラマ化する話もあったよう
ですが、米国が本作を映画化したらイランとの対立を激化させるだけ。フランスのように、
イランに対する多大な実績も発言力もある国で製作されるからこそ重みがあると思います。

 作品全体としては政治弾圧・戦争・差別など重苦しすぎるテーマが支配しているのですが、
その暗さをぶっ飛ばしてしまうほどのブラックユーモアやサブカルチャーのネタ、そして
家族たちの愛情の描写によって、この作品は見事に救われています。
激辛に甘味が混ざって、人間味あふれる傑作となっています。
 サブカルチャーのネタは、ブルース・リー、アバ、ジャイケル・マクソン! ロッキー、
ターミネーターと、欧米好きのイランの若者には受けそうなもののオンパレード。
革命イランではボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」にもボカシが入るというのも
思わず苦笑してしまいます。日本人にとって極めつけは、マルジと祖母がゴジラの映画を
観るシーン。マルジの祖母が「日本人は切腹するか怪獣作ってばかりだね」とこき下ろす
シーンはサイコー!
 なお、改めて紹介するまでもありませんが、マルジの母の声役は『シェルブールの雨傘』
『昼顔』などで知られる大女優カトリーヌ・ドヌーヴ。その実娘キアラ・マストロヤンニが
成長したマルジの声役。

 原作のグラフィックノベル(大人向けの漫画)も読んで見たくなりました。

映画『ペルセポリス:PERSEPOLIS』公式サイト http://persepolis-movie.jp/
Persépolis (film) http://fr.wikipedia.org/wiki/Pers%C3%A9polis_%28film%29
Marjane Satrapi(مرجان ساتراپی) http://fr.wikipedia.org/wiki/Marjane_Satrapi


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板