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オスマン語スレッド

1セラニク・ユスキュブ線:2004/11/25(木) 08:26
オスマン語(Osmanli)についての情報を交換しましょう。
オスマン帝国時代のトルコ語は、アルファベット表記で多母音の現代トルコ語とは異なります(「現代トルコ語・オスマン語辞典」も出ているほどです)。現代トルコ語は、アナトリア俗語をもとにアタチュルクが人工的に簡略化して創った言語です(参照、Geoffrey Lewis, "The Turkish Language Reform: A Catastrophic Success")。
オスマン語は、語彙のみならず文法的にもアラビア語及びペルシャ語の要素を多数取り込んでいました。三大陸にまたがる大帝国を統治した、格調高い言語です。
私の知っている入門書としては、Charles Wells, "A Practical Grammar of the Turkish Language" Asian Educational Services, 2003 があります。1880年ロンドン初版の名著で、読み物としても非常に優れています(復刻は印度製ですが、装丁は良好です)。
といっても、私も通勤がてら目を通している程度の初学者ですが…。

2さーひぶ。:2004/11/25(木) 21:58
オスマン語スレ立て、ご苦労さまです。

カーヌーニー(「立法者」、スュレイマーン1世の異称)は、やはりアラビア語ですか。

オスマン朝君主には「スルターン」などさまざまな称号があったようですが、
正式名称は「パーディシャー」でしたかね?

(取りとめもないこと書いてすみません)

3セラニク・ユスキュブ線:2004/12/25(土) 10:43
>2
語学も歴史も横好き居士でして、
Gustav Bayerle, "Paschas, Begs and Effendis. Historical Dictionary of Titles and Terms in the Ottoman Empire" Isis(http://theisispress.net
など瞥見してみましたが、調べはつきませんでした。
どなたかご教示を!

4セラニク・ユスキュブ線:2004/12/25(土) 11:09
手持ち情報はわずかですが、オスマン語に親しむための素材など、さしあたり述べてみましょう。
まず、「原文+transliteration+現代トルコ語訳+英訳」という理想的な4段組構成の本として、
 Pîrî Reis, "Kitab-i Bahriye" Istanbul Research Center, 1988
があります(古くて恐縮です)。
オスマン帝国の海軍提督が叙述した地中海の水路誌で、海や旅が好きな方におすすめ。
左頁に写真復元されている原書も、芸術的なまでの美しさです。

それから、帝国全土を見て回った17世紀の著名な旅行家Evliya Çelebiの行程記
 "Evliya Çelebi Seyahatnamesi" Yapi Kredi Yayinlari
も、非常に楽しめそうです。

次いで、古典詩ですが、
 Walter Andrews, "Ottoman Lyric Poetry. An Anthology" Univ. Texas, 1997
には、transliterationも附されているので、ご興味ある方はどうぞ。
ただ、私はこの手の抒情詩が苦手です(本歌取り風のマンネリズムというと云いすぎですが)。
内心の感情を歌ったものではなく、もっと単純に当時の都市などの情景を味わいたいという方には、たぶん
 Ahmet Emin Atasoy, "XV. Yüzyildan Bugüne Rumeli Motifli Türk Siiri Antolojisi" Asa Kitabevi, 2001.
などの方がよさそうです(まだ注文して届いていないので現物は見ていませんが)。

最後に、オスマン帝国宰相列伝。
 Osmanzade Ta'ib Ahmed, "Hadikat ül-vüzera (Der Garten der Wesire)" Robischon, 1969.
ファクシミリ版の原文のみなので、初学者の私には到底歯が立ちませんが、二次文献によく引用されているのを見る限り、実に面白そうです。
岩波文庫あたりで出してくれればかなり売れるのではと思いますが。


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