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アラブ・中東の映画

112さーひぶ。:2010/10/31(日) 20:15:32
【パレスチナ映画・マシャラーウィ監督『ハイファ』】

第23回 東京国際映画祭(TIFF)が10月23日(土)〜31日(日)と、本日まで開催
されています。トルコ、イラン、イスラエル、ウズベキスタンと、中近東周辺
の映画だけでも観たい作品はいくつも上映されましたが、わずか9日間で平日
昼間の上映が多いこの映画祭は、よほどの有閑な人でもない限り、数多く観る
のはたやすくはないと思います。

というわけで、アラブ圏ではパレスチナの作品が1作だけ上映されたので、
観てきました。今年は、日本を代表する黒澤明監督の生誕100年に当たるので、
「[ディスカバー亜州電影]生誕100周年記念〜KUROSAWA魂 in アジア中東」
と銘打って、黒澤作品に触発されたアジア中東諸国の4本が上映されました。
パレスチナ人ラシード・マシャラーウィ(Rashid Masharawi رشيد مشهراوي)
監督の1996年作品『ハイファ』(Haifa حيفا)(パレスチナ・ドイツ・オランダ製作)。
イスラエル=パレスチナ和平にこぎつけると思われた1993年のオスロ合意を控え、
ガザの難民キャンプの人々が日常の暮らしを送る群像ドラマ。
物語の主役級として、ハイファと呼ばれる心を病んだ中年男が、イスラエルに
占領された地名を「ヤッファ、ハイファ、アッカ!」と叫びながら道化の役回り
を果たし、難民たちの和平への期待と不安の入り混じった葛藤を浮き彫りに
するという話のようです。紛争による難民という「非日常」生活を長く続ける
庶民たちがさまざまな「日常」生活を生きながら、近い将来の平和に希望と
不安を抱くというテーマは、敗戦直後の庶民の生き生きとした姿を描いた
日本の映画作品を想い起こさせてくれました。
パレスチナのアラファトPLO議長とイスラエルのラビン首相がクリントン米
大統領の前で調印する式のテレビ中継を観たガザの人々が街頭に繰り出して
練り歩くシーンは感動的でしたが、この作品が公開された1996年には崩壊して
しまうオスロ合意への想いが反映されていたのでしょうか。
主演のモハメド・バクリ(Mohammad Bakri محمد بكري)は、役作りに当たって
監督と一緒に黒澤の『どですかでん』を繰り返し観たそうです。
(『どですかでん』については、未見なのでコメントを控えます。)


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