『科学者で神学者のアリスター・マクグラスは、炭素の「微調整」は自然界が自身をある程度まで調整できる能力に拠るものであることを指摘している。
生物学的進化のプロセス全体は、炭素の異常な化学反応に依存しており、それにより他の元素と同様にそれ自身と結合して、一般的な地上温度より安定し遺伝情報 (特にDNA) を伝えることができる非常に複雑な分子を作成する。(中略) 自然は自分自身の「微調整を」行うとの主張もあるが、これは宇宙の原始構成要素が進化プロセスを開始できるものである場合にのみ行うことができる。炭素の独自の化学反応は、自然がそれ自身を調整する能力の究極の基盤である[46][47]。
—McGrath, Alister E. (2009)、A Fine-Tuned Universe: The Quest for God in Science and Theology