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インテリジェントデザイナー論

4Ken:2023/11/25(土) 00:11:43 ID:j5b29EhE
はじめに、約束通り「還元不能な複雑性」と「必要最小限の複雑さ」について、説明します。

原語では「irreducible complexity」となります。これをどういう日本語に訳すかです。

「reduce」には「減らす」という意味があります。「irreducible complexity」は「減らすことができない複雑さ」の意味です。私はこれを「必要最小限の複雑さ」としました。最小限よりも減らすことはできません。

例えば、鞭毛は、機械でいえば、歯車、軸、クランク、結合器等に相当する部品から構成されるが、各部品が単体で存在しても、何の役にも立たない。つまり、選択圧が働かない。

自然選択における選択圧が働くには、鞭毛が鞭毛として機能する必要がある。つまりすべての部品がそろった完成品が生じねばならない。1度の突然変異でそんなことが起きるのは、確率的にありえない。ゆえに、鞭毛という機械をデザインして作り上げた何者かが存在した。これが、世で一般にいわれるインテリジェント・デザインにほかなりません。要するに、完成品の鞭毛よりも、複雑さを減らしたら、選択圧が働かないから、必要最小限の複雑さなのです。

ところが「reduce」には、これとは異なる、もう1つの意味があります。化学における酸化還元反応の還元です。分子や原子に電子が加わったり、水素イオンが離れることで、マイナスの電荷が大きくなることです。

減らすという意味の「reduce」の反対語は、「increase」(増やす)です。
還元するという’意味の「reduce」の反対語は「oxidize」(酸化する)です。

「irreducible complexity」の「reduce」は、減らすという意味ですから、還元というのは誤訳、というのが、私の主張になります。

質問がありましたら、どうぞ。


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