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科学と疑似科学とを判別する

870diamonds8888x:2021/02/21(日) 07:56:13 ID:Qix9q/lA
 [>>869]について補足します。

 理論を立てるのは仮定(公理、仮説)の設定から始まりますが、実はその前に用語などの定義も必要です。例えばエネルギーの定義、エントロピーの定義、など。むろん一番基のところには数学で言う無定義用語はあって、それらは既によく観測されている物理量や対象であるのが普通です。

 「1つの(同一の、同じ)太陽が2つの位置に存在する」との命題の場合は、「同じ」とはどういう意味かの定義が必要です。[>>867]の3条件は、位置が異なって観測された2つの像が、"同じ太陽である"ことの定義をしたのだと言えます。

 一般に我々が観測できるのは、対象自体ではなくて対象の何らかの属性です。では「同じ対象」とは何か? 万人が認めるのは、(未だ観測されていないものや知られていない属性も含めて)全ての属性が同じ、というものでしょう。

  対象  属性1、・・・、属性n、・・
  (対象自体は観測できない)

 kenさんのシミュレーション世界の比喩では
  ポインター  属性変数1、・・・、属性変数n、・・
  (ポインターは仮想世界の住人には観測できない)

 しかし理論によっては、一部の属性が異なっている対象でも「同じ対象」と定義する理論もあります。
   生物学での同じ犬は、異なる個体でもいい
   化学での同じ物質は、異なる物体のものでもいい

 そこで[>>867]の3条件は、たぶん以下の定義をしたいのです。3条件は例示というのが本意ではないかと想像します。

   [定義]位置以外のすべての属性が同じなら同じ天体である

 別の言い方では、天体は位置という属性を2つ持つと定義したいとも言えます。

  天体  位置1、位置2、・・・、属性n、・・

 kenさんのシミュレーション世界の比喩では
  ポインター  座標変数1、座標変数2、・・・、属性変数n、・・


 定義と公理とは実質は同じものとも見なせて、自由に設定していいとは言えますが、それが観測事実を説明するのに適切かどうかは問われるでしょうね。生物学理論での定義をするのに数学だけの言葉を使っても仕方ないし(うまい例えが見つからなくてスミマセン)。普通に我々が「同じ太陽」「同じ天体」と言うときのイメージと一致してた方がいい、と考えればいいかな?


 細かく考えると、「一方が破壊されたら他方も同時に破壊される」として、その後の破片の軌道が違っていたらどうなのよ、とか。片方の破片が天体Bに衝突したら、他方の同じ破片も同じ天体Bに衝突するのか、とか。

 これは「東と西の太陽が同じ太陽である」と判断したら、何が予測できるのか? という話にもなるのかな?


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