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科学と疑似科学とを判別する

830 diamonds8888x:2021/02/10(水) 05:58:26 ID:Qix9q/lA
>>827
>宇宙の起源はエントロピー極小状態が必要と認めつつも、なぜそれが生じたかは分からないといいます。

 なんだa2に言及してるも同然でしょう。ある時点でエントロピー極小(値はS0)とすれば、それ以前の過去のエントロピーは(b2を否定するとして)S0に等しいか、S0より大きいかです。どちらかに決める理由はないのでどちらも可能性として想定できます。S0より大きいという想定を許すなら、エントロピー減少を許すことになり、第2法則の破れを想定することになります。

 ここまで丁寧に説明すればわかるかな? アジモフは「エントロピーの減少が起きた(第2法則が破れた)」はずだと認めつつも、なぜ破れたかは分からないと言ったのです。そりゃあ、わかったら、いやわからなくても説得力のありそうな理論を提示できたら、アジモフ氏も一流の理論物理学者の仲間入りですよ。(*)

 原文は知りませんが、エントロピー極小状態が「生じた」と言うならば、生じる前のエントロピーは極小状態ではないと想定されているのが普通であり、すなわちエントロピー減少が起きたことを意味します。生じる前にはエントロピー値というものが存在しなかった、とか言葉の上でなら言うことはできますが、それこそまさに具体像がありえない状態です。


*) いうまでもなくアジモフは一流の作家であり一流のサイエンスコミュニケーターではあるけれど、一流の科学研究者ではありませんでした。大学の教育者としては優れていたのではないかとは想像できますけど。wikipediaによればコロンビア大学医学部の生化学講師から教授にまでなっていますが、准教授の時に「1958年に肩書きのみを保持することで合意し、教壇を降りた」そうです。知らなかった。まるでプロ棋士の肩書きのみを保持して大学の研究者になった飯田博士みたいだ。


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