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科学と疑似科学とを判別する

657Ken:2020/07/26(日) 13:42:48 ID:7/Gvc6ok
>1)「ある時は波の性質を示し、ある時は粒子の性質を示す」
>2)「同時に波と粒子の性質が観測される」
>1)と2)のどちらですか?

その二者択一なら2)です。ただし読み違えたとは思いません。問題は背反関係にあるのですから。背反とはどういうものかを遺伝子を例に説明してみましょう。

たとえば遺伝子について調べたところ、

A:遺伝子とは細胞核中の染色体

と分かったします。さらに調べたところ、

B:遺伝子とはDNAという化学化合物

と判明したとします。2つの認識は、例え同じ一連の実験中であっても、Aが認識される瞬間とBが認識される瞬間には時間差があるはずです。その意味では

〜ある時は染色体であり、ある時はDNAである

といえるわけで、冒頭の1)に該当するでしょう。ただし遺伝子なら、そこからただちに2)の結論にいたります。

〜遺伝子は染色体であり、かつDNAである

染色体であることとDNAであることが同時に成立するのは背反関係がないからです。

光はどうでしょうか? 光の粒子的特徴を探せば見つかるし、波動的特徴を探せばこれまた見つかります。遺伝子の例にならえば、

〜光は粒子であり、かつ波動である

と結論されてよいはずなのに、そうならないのは、粒子と波動には背反関係があると考えられたからではありませんか。

ですから「光が粒子でかつ波動」の意味とは、冒頭の1)が観測された場合に2)の結論にいたるということです。遺伝子を含む多くの対象はそうなるのです。


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