[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
科学と疑似科学とを判別する
626
:
ゲジゲジ
:2020/04/21(火) 01:59:23 ID:KJHm7qsI
diamonds8888xさまへ。
久しぶりにヨコからですが、ちょっと色々と混乱しているように感じます。
今一度、整理した方が良いように思われます。
[A]
(1)光は粒子の特徴を持つ → 観察事実
(2)光は波動の特徴を持つ → 観察事実
(3)粒子と波動は背反関係にある → 前提理論
[B]
(1)光粒子説の根拠がある → 観察事実からの解釈
(2)光波動説の根拠がある → 観察事実からの解釈
(3)粒子と波動は背反関係にある → 前提理論
[C]
(1)光は粒子である → 理論
(2)光は波動である → 理論
(3)粒子と波動は背反関係にある → 理論
[A]〜[C]がゴッチャに扱われているように感じます。Kenさまが仰るように重要な局面ですから、ここは慎重に、きちんと区別した方が良さそうです。
さて、[A]の(1)と(2)は観察事実ですから、18世紀であろうと19世紀であろうと、誰もが認めざるを得なかったでしょう。そして[A]の(3)は、やはり誰もが認めざるを得ない「常識」でした。
問題は次です。
例えば[A]の(1)から[B]の(1)が導けるでしょうか?
つまり「光は粒子の特徴を持つ」という観察事実は、それだけで「光粒子説の根拠」と言えるでしょうか?
実は言えないのではないですか?
なぜなら「光は波動の特徴を持つ」事も観察されていて、「粒子と波動は背反関係にある」とされているので、(2)か(3)を否定しなければKenさまが言う理論X「光は粒子であり、かつ波動である」になってしまって、基準05に違反するから。
だから[A]の(1)「光は粒子の特徴を持つ」だけでは「光粒子説の根拠」としては不十分で、もしそれだけを根拠に「光は粒子である」という理論を提唱したならば、「根拠もなにもない妄想のたぐいを語っている(
>>610
参照)」ように扱われてしまうのではないでしょうか?
具体的に言うと、「光粒子説の根拠」とするためには(1)「光は粒子の特徴を持つ」事の他に、以下のいずれかが必要だったはずです。
(2-1)光は波動の特徴を持つというのは観察器具の不備や手順のミスによる誤りである。(観察事実(2)の否定)
(2-2)光は波動と同じ特徴を持つが、波動そのものではない。(観察事実(2)は認めて光波動説の根拠は否定)
(3-1)媒質が移動する波動もあり得る。光は粒子であり、媒質が移動する波動である。(粒子と波動の背反関係を否定)
(3-2)媒質が移動しない粒子もあり得る。光は媒質が移動しない粒子であり、波動である。(粒子と波動の背反関係を否定)
勿論、単に「基準05に違反しないように」という理由だけでこれらを主張したならば、それはまた「根拠もなにもない妄想のたぐいを語っている」と扱われてしまうでしょう。これらを主張するには、別途これらを示唆する観察事実の根拠が必要です。
そして実際に行われたのは(2-2)で、光は粒子であるとしながら、波動の特徴も持つ事を説明しようとする仮説が提唱されたわけですが、しかしそれは、対立する光波動説派を納得させるだけの説得力を持たなかったのでしょう。
光波動説の方も同様です。
(2)「光は波動の特徴を持つ」だけでは「光波動説の根拠」としては不十分で、(1)か(3)を否定しなければ基準05に違反します。
実際に行われたのは、光は波動であるとしながら、粒子の特徴も持つ事を説明しようとする仮説が提唱され、しかしそれは、対立する光粒子説派を納得させるだけの説得力を持たなかったのでしょう。
だから論争になったのです。
整理すると、[A]の(1)(2)(3)は恐らくほとんどの人が全てを認めていて、その上で[B]と[C]の(1)(3)を肯定して(2)を否定する仮説(粒子説)と、(2)(3)を肯定して(1)を否定する仮説(波動説)との論争が続いたという事です。[B]と[C]において(1)(2)(3)の全てを同時に認めた人はいなかったという事です。
最後に、Kenさまの以下の発言は何をどう勘違いされているのか分かりかねますが・・・
>18世紀の知識体系の中で(3)の背反関係を否定するのは、基準05に違反する疑似科学になるのではないか、と思っています。
勿論、粒子と波動が背反関係にある事を否定せずに否定したら基準05に違反するでしょうが・・・
つまり「粒子と波動は背反系にあり、かつ背反関係にない」という理論は明確に基準05に違反しますが・・・
上記の区別がきちんと付けられる事で、Kenさまがヘンな勘違いに気付いてくださればと思っております。
その辺りをdiamonds8888xさまからもう少しうまく説明して頂けるとよろしいかと・・・
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板