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科学と疑似科学とを判別する

62Ken:2018/06/10(日) 09:57:43 ID:kxVV28RY
いまdiamonds8888xさんにやっていただいているのは、私との間で合意できるかは気にせず、diamonds8888xさんが正しいと考える科学の判定基準を述べることですが、この件も同様でよいのではないでしょうか?

先の投稿の末尾で私自身の見解を述べてしまったので誤解を生じたかもしれませんが、あくまでもdiamonds8888xさんご自身がドーキンスの行為をどう思われるかを聞かせていただけませんでしょうか?

私がこの点にこだわるのは、結局「正しい科学の手法」なるものが、どれだけの拘束力をもつのかを明らかにしたいからなのです。

「正しい科学の手法」というのは、どうすれば効率よく正解にいたれるという助言なのか。たとえば野球の投手に、球威や制球を上げるため腕や背筋の角度を指導するようなものなのか。

それとも、科学に携わる者が従うべき規則なのか。たとえば、ボールが手を離れるまで投手の足は投手板に着いていなければならないというようなものなのか。

前者なら、従う従わないは個人の自由ですが、後者なら自由ではありません。

diamonds8888xさんのような方には「何をいまさら」という愚問に聞こえるかもしれませんが、私には発言者によってこの点で微妙な差があるように思えるのです。7年前の議論でいうとshinok30さんなどは明らかに後者の意味で論じておられました。一方でドーキンスのガーディアン紙への寄稿は、前者を理由にしながら後者の結論へ誘導しているように思われます。

重要なことは、これによって、正しい科学の判定基準に要求される完成度が異なることです。助言なら完成度は最重要課題ではないでしょう。1つの判定基準を出してみて、議論し、どういう結論が得られるかで、基準を修正したり新たな基準を加えたりしてゆけばよい。

助言ではなく規則であるなら、普遍性や整合性の点で、初めから完成したものが要求されます。


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