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科学と疑似科学とを判別する

470ゲジゲジ:2019/08/09(金) 22:11:01 ID:Gira1YSo
2.将棋のルール(と科学の基準)は普遍的か?

1.では「守らない自由はある」と言いながら、守らなければ相手にされないのだから、結局のところ守るしかないのでは?と思われるかもしれません。
まぁ、実際その通りではあるのですが・・・

しかし今度は仮に、羽生善治さんが「桂馬はチェスのナイトのように動けた方が良い」と主張したと考えてみましょう。
(勿論、現実には絶対にあり得ないとは思いますが・・・)

彼は自他共に認める将棋の「専門家」ですし、それを証明するだけの実績を積んで来ています。
そんな彼が、仮にそんな主張をしたとすれば、きっと耳を貸す人たちが、それも他の「専門家」と言われる人たちの中から出てくるはずです。

そして恐らく、「では試しに新(今度は珍ではない事がポイント)ルールで対局してみよう」となるでしょう。
そして対局してみて、「専門家」と言うべき複数の人たちが「こちらルールの方が良い」と感じたなら、ルールが変更される事だってあり得るはずです。

ここまでは現実には絶対にないだろう思考実験ですが、実際の史実はどうだったでしょうか?
日本将棋連盟のサイト(私も別に将棋に詳しいわけではなく「将棋 歴史」で検索しました)によると、時代とともに将棋のルールも変遷してきた事が分かります。

例えば昔は「銅将」、「鉄将」、「猛虎」、「飛龍」なんていう駒もあったみたいですね。
そして15、16世紀頃に「相手の駒を取ったら自分の駒として使えるようになる」という画期的なルール変更があったようです。
素人的に考えても、このルール変更の前と後では、勝つための戦略や戦術の立て方が決定的に変わった事でしょう。

21世紀に入っての20年ぐらいでも、さすがに駒の動きについてのルール変更はなかったようですが、それでも持ち時間や休憩の取り方などに関するルール変更は何度かあったみたいですね。

ポイントは、【その世界に精通していて、且つその世界に精通している事を他の人たちにも認められるだけの実績を持つ人】が「ルール変更」を主張したなら、賛同者が増えて実際にルールが変更される場合もあり得る、という事でしょうね。
ただの「将棋好きのオヤジ」がルール変更を主張しても、まず誰からも相手にされないでしょう。


科学の基準も恐らく同じです。
科学に精通していて、そしてそれだけの実績を出してきた人が「基準」の変更を主張したなら、「基準」が見直される事もあるでしょう。
だから実際に、科学の黎明期である古代ギリシャ時代辺りからの歴史を眺めてみれば、科学の基準自体も変遷してきているのでしょう。


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