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科学と疑似科学とを判別する
409
:
Ken
:2019/06/04(火) 23:49:47 ID:iVfyo2Fw
>>408
>多くの人は「19世紀の知識体系」から見て【論理的な考え】だけに拘っていたから、相対論や量子論を思いつけなかったのだ、というのがKenさんのお考えなのでしょう?
誤解を生じては困るので、【論理的な考え】に厳密な説明を加えておきます。まずは数学を例にとりましょう。
例えば2次方程式には解の公式というものがあり、どんな方程式をだれが解いても、同じ答えに達します。
ja.wikipedia.org/wiki/二次方程式の解の公式
ところが微分方程式の解き方に公式はありません。方程式の解は関数ですが、どういう関数なら方程式を満足するかは試行錯誤で見つけるしかない。例えば
y"(x) + y(x) = 0
のような方程式を解くには、yをいろいろなxの関数と仮定して、方程式を満足するかを試してゆきます・・・「y = x²」ではだめ、「y = 1/x」もだめ、「y = exp(x)」のような指数関数でもだめ・・・・そしてついに「y = sin x」のような三角関数を試したとき、上の方程式を満たす解であることが分かります。
数学は純粋論理の世界です。2次方程式も微分方程式も、求められた解は厳密に論理的なものに違いありません。にも関わらず、両者は解を求める方法が異なり、微分方程式の解法には試行錯誤つまり偶然が介在するのです。
ここから理科の話になります。
マイケルソンの実験が「媒質がない波」という課題を出し、アインシュタインの光量子説が解答を出したわけですが、この解答へいたる道には、上記の微分方程式と同様の偶然が介在したと私は考えます。
たとえば、解に至る過程にはプランクによる量子の発見が必要でした。しかしプランクは、黒体放射から上限のない高周波が出るという理論上の矛盾を解決するため量子を考案したので、媒質がない波の問題を考えていたわけではありません。その意味では、光の媒質問題が解決したのは偶然の産物といえるでしょう。偶然であり必然ではなかったからこそ、解が見つかったとき18年も経っていました。
一方で、diamonds8888xさんが「基準」の中で言及してこられた「論理」とは偶然の介在を許さないもの、論理式の展開だけで必ず同じ結論に至る、いわば2次方程式の解法と同種のものではありませんか? 偶然に何かを(例えば量子を)思いついた人だけが「正しい科学」の基準に従える、というのでは基準にならないでしょう。
冒頭で挙げた【論理的な考え】の論理とはこれの意味です。このような論理だけで量子論にいたるのは不可能と、私は考えます。
もちろん19世紀の人でも、アインシュタインが光量子説にいたった経緯と根拠を順を追って説明されたら「論理的」であると納得するでしょう。「y"(x) + y(x) = 0」の解が「y = sin x」と教えられた人が納得するのと同じです。
繰り返しますが、私の論点は、マイケルソン実験までの情報をもつ人が、媒質のない波という結論に達するには、偶然の働きが必要という認識が根拠になっています。もしもこの認識が誤っており、偶然を介在させず、論理の積み重ねのみでその知見に達するなら、私の認識は誤りということになります。
〜19世紀の知識体系にのみ基づき、媒質のない波へ至る、論理の筋道
を示してくださいとお願いする理由はここにあります。
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