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科学と疑似科学とを判別する

130Ken:2018/07/29(日) 00:04:46 ID:kxVV28RY
正直なところ、ビッグバンとブラックホール内部が同じ程度に検証が困難とは私には思えませんが、もっと大切な問題があるので、深入りするのはやめておきます。


もう一度、私の論点を整理します。

科学史に登場した理論には、現代の基準では到底まともな根拠に基づくとはいえないものがいくつもあります。アリスタルコスの地動説やデモクリトスの原子論のような紀元前に現れたものは大半がそうでしょう。古代ギリシャには、地上の万物は土、水、空気、火の4元素から作られるという考えがありました。これに天上界の元素としてエーテルを加えたのがプラトンです。いずれも検証(反証)のやりようがないのは世界5分前仮説と変わりませんし、diamonds8888xさんの言われるような事実の予測を行うことも不可能でした。そんな検証や予測をしようという意図もなかったことでしょう。

それでも、これらの理論はコペルニクスやダルトンのような後世の科学者に影響を与えているのです。

たしかに後世の科学者たちは観測された事実をもとに彼ら自身の理論を立てたので、古代思想を根拠にしたわけではありません。一方で、観測事実を解釈するのにこれらの古代思想からヒントを得たのも歴史的な事実でしょう。

古代ギリシャの4元素仮説は近代的な意味での根拠のないものでしたが、複雑多様な物質が実は単純な元素からつくられるという基本思想を生み出す契機となり、それは近代の原子論やクォーク理論にまでつながっています。エーテルはよく知られるように光波動説が長く媒質として想定しました。もしもエーテルの概念がなかったら、光波動説は歴史の中で消えていたかもしれません。

私からの問題提議は、上記のような理論は

1.科学ではないと判定されるのか

そして、科学ではないと判定する場合にのみ、次の問題提議を生じます。

2.それらの理論は登場しなければよかったと考えるか

念のために言っておきますが、2の回答が「登場してよかった」である場合、その理由は科学の進歩に寄与したからで「鑑賞」するためではありません。


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