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科学と疑似科学とを判別する

121Ken:2018/07/18(水) 00:10:23 ID:kxVV28RY
まず、私がどういう出典からブラックホールを学んだかですが、年数が経っていてすぐには思い出せません。ホーキングの著書かと思いましたが、読み直すとブラックホールの項で述べているのはホーキング輻射の話だけです。

www.fisica.net/relatividade/stephen_hawking_a_brief_history_of_time.pdf

また、Discoveryで配信された「Through the Wormhole」というシリーズの第2回でブラックホールに入った宇宙飛行士に何が起こるかが語られています。Youtubeを検索したらアップされていました。

youtu.be/yWo71eHjoQY

動画の35分頃からその話になり、ブラックホールに入る観測者にとっては事象の地平線を越えても何も起こらないが、中心に近づくと肉体が引き裂かれるという話です。番組の本題はそれではなく、外部の観測者と内部の観測者がまったく異なる事象を見る矛盾を整合させることです。

しかたがないのでWikipediaを検索しました。私自身の理解に最も近い説明をしているのは、重力特異点の曲率の記事でしょうか。

en.wikipedia.org/wiki/Gravitational_singularity#Curvature

私が正しく理解できていれば、時空の特異点は事象の地平線ではなくブラックホールの中心に生じるので、そこで起こることを外部の観測者が観察することも、内部の観察者から情報を受け取ることもできないということになります。

ただ、ブラックホールを持ち出したのは、予測される事実を検証できないのは世界5分前仮説と同じではないのか、言い換えれば基準01は正しい科学を判別することができるのかを問うためです。

もしもブラックホールが基準01への反問にならないのなら、歴史上の例はどうでしょうか。前にも述べましたが、コペルニクスは望遠鏡が無い時代の人で、彼の地動説を検証するすべは当時はなかったはずなのです。

さらに言えば、コペルニクスはアリスタルコスの地動説から、ダルトンはデモクリトスの原子論から想を得て彼ら自身の理論を立てましたが、これら紀元前の理論こそ検証不可能、というより初めから検証など考えていない、古代人の知的遊びでした。それでもコペルニクスやダルトンの発想の種子になったのだから、科学史上に重要な位置を占めたと思います。

歴史上のこれらの例を正しくない科学と判定してしまう基準01に、私は疑問を抱いているのですが。


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