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ミツバチの利他的行動@南堂久史
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:
shinok30
:2008/02/18(月) 00:57:51 ID:UcRcy/vY
>(2) ボルボックス
>ボルボックスは、有性生殖をする場合があるので、無性生殖の一種に含めることには
>無理があるかもしれない。その場合、ボルボックスを無性生殖には含めずに、無性
>生殖をする生物は「糸状のものだけ」というふうに制限されることになる。
>ただ、ボルボックス以外にも、群体状の無性生物がいる可能性が十分にある。そこで
>本項では、群体状のものも含めた。ただし、ボルボックスという例示は、不適切だった
>かもしれない。もっと良い例があればいいのだが。
ttp://openblog.meblog.biz/article/355298.html#comment
「ボルボックス」を原始的な多細胞生物の例とするのは間違いなんですよ
「ボルボックス」は陸上に進出した高等植物の系列の
原始的な特徴を保持しているわけではありませんからね
遊泳性群体を形成するボルボックスVolvox carteriと
単細胞性のクラミドモナス Chlamydomonas reinhardtiiが分岐したのは
DNA解析をもとにした分子系統樹からほんの5千万年前だと推測されています
つまり,単細胞として高度に進化した生物がつい最近,多細胞化したのであって,
原始的な多細胞生物の特徴を保持し続けたわけではないんですよ
それに,体のつくりは一見単純に見えますが,生殖細胞と体細胞の分化もしています
>体のつくりは単純で、よく研究に用いられるV. carteriでは、約2000個の
>小さな細胞が球体の表面に一層に並び、その内側に16個の大きな細胞を包み
>こんでいる。小さな細胞はみな2本の鞭毛を生やし、その運動が統合され、回転
>して泳ぐ。この小さな細胞が2本の鞭毛をもつ単細胞生物クラミドモナスとそっくり
>なので、それが集まって生活していると勘違いされることが多い。群体と呼ばれる
>こともそれを助長しているのだろう(*註1)。しかし、ボルボックスはれっきと
>した多細胞生物で、球体の内側の16個の細胞は生殖細胞だ。この生殖細胞が分裂し、
>親の球体の中で次の世代が生まれていくのだが、分裂の途中で不等分裂が起こり
>小さな細胞(体細胞)と大きな細胞(生殖細胞)が生み出される(図2)。この
>やり方は、動物の卵割とよく似ている。分裂を終えた子どものボルボックスは
>やがて形づくりを完成し、親の球体を破って水中に飛び出る。
ttp://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/39/research_11.html
生物の多細胞化はいくつもの系統で独立に起こっていますし,
緑藻類の進化系列としても,1)遊泳性群体系列(ボルボックス系列)の他に,
2)非遊泳性群体系列(ヨツメモ系列)
3)非遊泳性単細胞系列(クロココッカム系列)
4)組織体系列(ヒビミドロ系列)
5)多核嚢状体系列(シオグサ,ツユノイトなど)
が想定されており,
南堂さんが考えているような「有性生殖を前適応とする?必然的な多細胞化や組織分化」のような単純な話ではありませんね
>有性生殖ゆえに、分化をなせるような進化を成し遂げ、複雑な構造体となった。
>そのことだけが重要だ。
>
>( ※ 以上で解説したのは、しきりに例外を探して揚げ足取りをした人向けの話。
>ま、例外的なことはちょっとは見出せるかもしれないが、いくら例外的なことが
>あっても、別に、話の本筋には関係しない。
ttp://openblog.meblog.biz/article/355298.html
海綿動物は有性生殖をしますが,外胚葉や内胚葉といった胚葉の形成は起こらず,
明瞭な器官の分化もありません
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E7%B6%BF
担子菌や子嚢菌は有性生殖(体細胞接合により二核の二次菌糸を形成)しますが,
多細胞体は菌糸(きんし)と呼ばれる糸状の細胞群から構成されています
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8C%E9%A1%9E
そもそも,有性生殖する生物のほとんどは単細胞や単純な多細胞体であり,
南堂さんがいうような「複雑な分化をなせるような進化」したモノの方が「例外」なんですよ
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