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ミツバチの利他的行動@南堂久史

4名無しさん:2008/02/03(日) 23:12:48 ID:mv1hyrFQ
>高等か下等かというのは、論旨とは全然関係ない話です。
>こういうネチネチした反論に対処するのは、時間の無駄なので、スルーします。
でもね
「下等な生物の性質は不利なのだ」という誤った説明を
延々と繰り返しているのは南堂さんの方でしょ
>高校生レベルの生物学の知識はある、ということを前提として書いています。
南堂さんは高校生レベルの生物学の知識を明らかに欠いています
そうでなければ,
「ハチは、羽アリが大型化したものだ」なんて恥ずかしい説明はできませんよ
アリが生殖個体以外で翅を欠いているのは進化的(特化的)形質です
アリ科はスズメバチ上科に含まれ,スズメバチやベッコウバチはミツバチよりもアリ類に近縁ですから,
いわゆる「ハチ」(膜翅目に属する昆虫のうちアリ科を除いたものの総称)というのはtaxonとしては無効です
ところが南堂さんは高等なアリ類から原始的なハチ類へ進化したと定説と逆の説明をしていますし,
そもそも「アリ」に対する「ハチ」をtaxonとみなしているという点でも誤りです
高校生レベルの誤りはまだあります
>進化の過程では、「無性生殖から有性生殖へ」というふうに、
>一挙に一足飛びにジャンプしたわけではない。おおよそ、次の過程を取ったと推定される。
>・ まず、1倍体(n)の無性生殖。
>・ 次に、1倍体(n)の染色体が倍増する形で、2倍体(2n)の誕生。
>・ 次に、2倍体(2n)の交配
>ただし、無性生殖と有性生殖の間には、いろいろと途中段階があったはずだ。
>「接合」とか、「無性生殖と有性生殖の混合」とか。
両性生殖(2倍体(2n)の交配)はミツバチの単為生殖(1倍体(n)の無性生殖)
のような段階を経て進化したわけではありませんね
逆に,単為生殖は両性生殖から二次的に進化したというのが常識です
つまり,単為生殖は両性生殖よりも進化的であり,
単為生殖を両性生殖よりも原始的であるとみなす南堂さんの説は誤りです
高校の「生物」では「単為生殖は有性生殖の一種である」と習いますが,
これは,前述のように,発生生物学や細胞学上の定義にしたがったものです
卵細胞という配偶子から発生する以上,単為生殖は有性生殖の一種ですし,
両性生殖を行う生物から進化したという説明の方が妥当でしょう
進化生物学では有性生殖の進化的意義を論じる上で,
クローン生殖である単為生殖は「無性生殖」に含める
(というか「単為生殖」を「無性生殖」の代表のように扱う)んですが,
もちろん,両性生殖から単為生殖が進化したことは大前提であり,
どのような条件で単為生殖が進化するのかというのも進化生物学上のテーマになっています
南堂さんの「推定」は生物学の常識に反していますし,裏づけとなる根拠はありませんね
Posted by shinok30 at 2008年02月03日 21:01


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