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神の存在/不在と科学の範囲

144みずすまし:2007/01/14(日) 02:46:20 ID:TgyKdXjk
(補足3)

>>1
> 逆に言うと、「神がいるかどうかは科学の範囲外」という言明は、少なくともわたした
> ちが生きる今の現実社会にいかなる形でも関与しないタイプの神か、あるいは「自然法
> 則」や「全宇宙」をただ「神」と呼び変えている場合に限ってのみ言えるはずだと思い
> ます。

この部分が,「現実社会に関与するタイプの神」は全て科学の対象になりえるということならば,厳密には間違っているだろうと思います。

「自由自在に事象を操れ,かつ神の実在を確かめようとする者には,常に神が存在しないかのように思わせるように事象をあやつる全知全能の神」というものが存在するのなら,その存在は科学で否定することも,肯定することもできないものと思います。

しかし,やはりある種のタイプの神の存在(という教義)は科学で検証しえ,それは「現実社会に関与する(関与した)タイプの神」の一種であると思います。その例は,極端な仮想例ですが,すでに挙げました。

-----
(補足4)

科学が,「私がビルから転落しても助かったのは,神のご意思だ」といった *解釈* を否定も肯定もできないというのは,あるいはそうなのかもしれません。

しかし,繰り返しになりますが,問題は(c)(d)があるかどうかではなく,(a)(b)があるかどうかなのではないでしょうか。

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(補足5)

では,多くの宗教が(a)(b)を含み(少なくとも(b)を含み),それが科学で否定されえるとして,そのように主張することに現実的な意味があるのか,といわれればそれはケース・バイ・ケースだと思います。


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