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9
:
diamonds8888x
:2006/08/20(日) 12:57:25 ID:cix7jPKY
反ダーウィニズムを標榜する人達には何がダーウィニズムなのかが曖昧な人も多いようです。元々のダーウィンの理論は複数の理論からなるのですが、ここでまとめておきましょう。
出典は雑誌「科学」の河田雅圭による記事(1)です。河田が参考にしたのはフツイマの教科書(2)です。
1)科学(1998/12)「小特集:今を生きるダーウィン」岩波出版
河田雅圭「ダーウィンの進化理論と現代の進化生物学」
2)Futuyma,D.J."Evolutionary Biology(3rd)"(1998)
フツイマ,D.J.:訳;岸由二「進化生物学(2版)」
ダーウィンの理論はMayr,E.が挙げた5つの理論から成ります。従って反ダーウィニズムと言っても、どの理論を認めないかで色々な形があり得ます。これらの区別もできずに反対のための反対では論外です。
1)進化すること
2)共通祖先と分岐
3)漸進性
4)集団内の個体変異による進化と種分化
5)自然淘汰説
1と2については以下の区分ができます。
ラマルク以前: 生物には単純なものから複雑なものまでの序列がある。この"存在の序列"は神が定めたもので変化しない。
ラマルク説: 現在複雑な生物はより昔に単純な生物として生じて時間と共に複雑化したもので、現在単純な生物は最近発生したためにまだ複雑化する途中である。
ダーウィン説: 生物は共通祖先から枝分かれして進化した。人も他の下等生物も同じ祖先という点が当時ではラジカルで反発も買った。ラマルク説では祖先は異なる(ので一般からの反発は少なかった?)。
3の漸進性については断続平衡説が異を唱えた。
4を河田は「変異型進化」と呼んでいる。対してラマルク説での進化を「変形型進化」と呼んでいる。これは集団内の全個体が一斉に同じように進化するという形である。今西錦二説の「変わるべくして変わる」という説もこの「変形型進化」に該当するだろう。
5は詳細な解説も世の中に多いので略します。もちろん4の集団内の個体変異が前提であり、個体変異の発生機構解明については、突然変異説の登場や遺伝機構の解明を待たねばなりませんでした。
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