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43
:
なまけもの
:2006/08/28(月) 22:09:28 ID:xeyqwfmM
直前のはやしさんの投稿とかぶりますが...
J.モノー『偶然と必然』(渡辺格・村上光彦訳、みすず書房、1972年)137-138ページより
***ここから引用***
今日なお、すぐれた精神の持ち主のなかにも、雑音という源のなかから生物圏のあらゆる音楽が淘汰ということだけで引き出されてきたのだということを、認めることも、理解することもできない、といったような人たちが大勢いる。ところがじっさい、淘汰は偶然の産物に<たいして>
作用するのであって、ほかからは栄養をとることはできない。しかも、それが作用する場は、厳格な要求が支配している領域であって、そこではいっさいの偶然は追放されている。
***引用終わり***
<>で挟んだ部分は原文では傍点で強調されています。「いっさいの偶然は追放されている」とありますが、ここでは進化を論じており、生命の起源にはふれていません。
同書168ページより
***ここから引用***
(遺伝暗号の起源に関する)謎はそのまま残っており、その背後には、深遠な興味ある問いにたいする答えが隠されている。生命は地上に出現したが、<この出来事が実際起こる以前には>生命の出現の確率はどれ位あったのであろうか。このような決定的な出来事は<一度しか>生じなかったという仮説の可能性は現在の生物圏の構造から見てとうてい排除することはできない。そのことは、生命の出現する先験的な確率はほとんどゼロであったということを意味している。
***引用終わり***
<>で挟んだ部分は原文では傍点で強調されています。冒頭の()内は引用者による補充です。これは「未開拓の領域」と題された章の一部です。
ここから「生物の進化どころか生命の起源さえも「ほとんど可能性ゼロに近い偶然で起こった」と認めて」いると読みとるというのは、内容をきちんと理解しているとはいえませんね。
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