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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録

18はやし:2006/08/26(土) 22:07:46 ID:Ca8xD1cE
>「数百冊の進化論関係の本」をどうやって探したんだろう(・・?

そういぶからなくてもよいでしょう。わたしはもう60に近いおっさんです。元々は文系で哲学が好きでベルグソンなどを読んでおりました。20代後半にベルグソンの「創造的進化論」を読んで感銘を受けたのが進化論に興味をもったきっかけです。最初は主にブルーバックスなどの新書の入門書を読み漁りました。その数だけでも百冊ぐらいにはなるでしょう。但し、もちろんですがすべて進化論関係の本ばかりではありません。進化論を理解するためにはあらゆる分野の自然科学の知識を知らなければならないので、当然物理学やその他の分野も含めてのことです。20代の後半から40代の前半ぐらいまで図書館通いをつづけながらいろいろと勉強をしました。もちろん独学ですので、皆さん方のようにアカデミックな勉強法ではありませんが。年に20冊でも20年で400冊になるわけですから、そのぐらいは読んだかなという程度です。但し、もちろんすべて完読したわけではありません。とばし読みや途中で放棄したものも数多くあります。但し、ダーウィンの「種の起源」だけは読んでおかなければならないと思い、完読しました。原書にも挑戦しましたが、生半可な語学力のためにそこまではできませんでしたけどね。皆さんはおそらくアカデミックな環境の中で正規の勉強をされているのでしょう。それはよいことですが、そういう環境の中で注意しなければならないこともあると思います。アカデミーの世界では初めからパラダイムが前提とされていて、その中での研究成果を常に求められ、その成果をださなければその世界から結果的に排除されるということです。特に生物学の世界ではダーウィニズムの考え方が支配的なパラダイムとしてありますから、研究で成果をあげて認められるということは、あくまでもそのパラダイムの枠組みの中の研究でなければならないということがあります。つまりそこではパラダイム自体を疑うような研究は初めから禁じられていますし、またそのような研究をするとすれば必ず自殺行為(つまりアカデミーから排除される)になるでしょう。
デカルトの「方法序説」を読むと、当時のアカデミーの世界が現代となんら変わらないということがよく分かります。時代を画する偉大な発見というものがしばしば素人の研究からでてくる理由はそのあたりにもあると思います。えらそうなことを言ってすみませんが。


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