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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録
13
:
ミケ
:2006/08/24(木) 22:30:29 ID:KO.P9.dA
はやしさんとの議論専用スレにおいて、ウォディントンという名前が出ましたが、
この名前に聞き覚えのないヒトもいるかもしれないので解説しておきましょう。
といっても岩波生物学辞典からの引用ですが。
**********(以下引用)**********
遺伝的同化
[英genetic assimilation]
遺伝的背景の変更によって,それ自体はもともと遺伝的基礎をもたなかった
特異な表現型の発生が遺伝的に決定されはじめる現象.
C.H.ウォディントン(1953)の命名.
ショウジョウバエには翅の横脈を欠失させる突然変異遺伝子が数種あるが,
同じ状態は蛹に熱ショックを与えるだけでも出現することがある.
これは熱ショックという環境の変化によって発生経路が変更されるために
生じるが(→表型模写),変更を受ける程度は遺伝子型によって異なる.
ウォディントンは熱ショックで生じる横脈欠失個体を選択し続けることで,
ついには熱ショックなしでも常に横脈欠失となる系統を確立した.
この現象は一見,獲得形質の遺伝のようにみえるが,
発生経路の変更に関係する多数の遺伝子座において,
特定の表現型への発生に有利な対立遺伝子の頻度が
選択により増加することによる.
遺伝的同化は進化の過程に関与する場合があると考えられている.
**********(以上引用)**********
ウォディントンは実験の過程で“選択”を行っていますので、
これは上記の通り、獲得形質の遺伝ではありません。
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