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世の中の親の素顔
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名無しさんは神戸学院大
:2020/07/19(日) 15:02:02 ID:OLRvegtY0
京アニ事件遺族、取材に応じる思い 「事実伝える」「生きた証」
京都新聞 2019年8月19日 10:11
■「作品は永遠に残る」
8月6日は石田さんの50回目の誕生日になるはずだった。伏見区の一軒家で石田さんと暮らしてきた両親は、赤飯を炊き、ケーキを買って家族水入らずで祝うのを恒例にしていた。今年は石田さんの遺影に白米を供えた。「こちらがみとってもらおうと思っていたのに」。母親(78)が声を詰まらせた。
両親はこの1カ月、娘が生きていた証しを残したいと取材に応じ続けた。娘の名前や功績が知られ、誇らしく思う。半面、取材を受ける過程で残酷な事件にいや応なく向き合わされた。
娘を感じるよすがを探す中、手掛けた作品の存在が日増しに大きくなってきた。高齢の2人にとってこれまではアニメは遠い世界だった。父親(83)は「今まで見ようと思ったこともなかったんやけどね」と語る。事件後、みずみずしく透明感がある色合いを特長とする京アニ作品が世界中で愛され、娘が色彩表現の核を担っていたと知った。「あの子は死んでしまったけど、作品は永遠に残る」。今は、娘が情熱を傾けた作品を観るため、DVDプレーヤーを買うつもりにしている。
この事件では、京アニから実名発表を控えるよう要請された京都府警が、1カ月たった今も大半の犠牲者の実名を公表しない異例の事態となっている。母親は匿名を望む他の遺族の心情もおもんばかる。「若い人が多い。自分の子供が悲惨な死に方をしたと広く知られたくないと思う気持ちもよく分かる」
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