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世の中の親の素顔

184名無しさんは神戸学院大:2019/11/27(水) 18:28:07 ID:UXRNiDEU0
〝報道被害〟癒えぬ傷 100%は消せないデマ 警察重視、特オチ…残る事件取材の問題点 桶川ストーカー殺人20年(下)
全国新聞ネット 2019/11/27 11:00

▼記者、深く考えて
 「警察などの当局は都合の良い情報しか言わない。警察取材に頼る危険性を示した事件だ」
 そう振り返るのは、写真週刊誌「FOCUS」(2001年休刊)の記者として事件を取材した日本テレビ特別解説委員の清水潔さん(61)。地道な関係者取材でいち早く容疑者を割り出し、上尾署の捜査怠慢を特報した記録は本にまとめられ、反響を呼んだ。

© 全国新聞ネット インタビューに答える日本テレビ特別解説委員の清水潔さん=2019年10月11日、東京都港区

 清水さんは、マスコミの事件取材の問題点をこう指摘する。
 「情報が集まる警察への取材は重要だが、そこで得られるのはあくまでも捜査情報だ。関係者に取材を尽くし全体像を把握した上で、自分の責任で記事を書くべきなのに、警察の言い分を重視する傾向にある」
 「料理長が『警察によると、おいしいそうです』と言って料理を出すようなものだ。求めている人に、自分がおいしいと思う料理を出さないといけない」
 自宅を取り囲む報道陣が遺族に取材できない中、清水さんは先んじて憲一さんに話を聞いていた。取材で信頼を得た詩織さんの友人が、清水さんと憲一さんの間を取り持ってくれたのだ。
 「記者が遺族に『再発防止のため』とか『知る権利』を振りかざしても、取材に応じる余裕がないのは当たり前だ。真実を知るためには遺族に接触を試みる必要があるが、方法が問われている」
 「憲一さんは信頼できる人には話す姿勢だった。だからこそ記者は相手からどのように信頼を得るのか、深く考えてほしい。メディアスクラムは論外だ」
 日本新聞協会などは01年、当事者を強引に囲む取材をしないといった順守事項をまとめた。憲一さんは「この20年で被害者団体や弁護士の被害者支援も進んだ。マスコミも取材にルールを設けるなど、確実に変わってきている」と言う。ただ、事件が起きれば記者が関係先に集まる構造は変わらない。代表社が取材し、各社で情報を共有する場合もあるが、あくまでも例外的だ。
 清水さんは、メディアスクラムがなくならない要因として、報道機関の「特オチ」を恐れる姿勢があるとみる。特オチとは、自社だけが重要な情報を報じられない事態を指す業界用語だ。もしも自分がいない間に遺族が取材に応じれば、自社だけが報じられなくなる。その恐怖で現場を離れられない記者が増え、一カ所に報道陣が集まる。これは警察や他の関係先の取材でも変わらない。
 「みんなが同じ情報を追い求め過ぎだ。だからこそ、ニュースの質ではなく、報じる速さの勝負になっている。いびつな競争関係から抜け出す必要がある」
 社会のマスコミ不信は根深い。「特効薬はない。何のために記事を書くのかを自分の頭で考えて議論し、取材相手に手紙などを通して丁寧に伝えるしかない」
  ◇  ◇
 事件から20年。憲一さんや京子さんは講演会で登壇した後、「初めて本当のことが分かりました」という人と会うことがある。そのたびに自分たちが詩織さんに代わって発言する意味をかみしめる。憲一さんは言う。「何があろうと闘っていきます。詩織の汚名をそそげるのは、親の私たちしかいませんから」


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