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「ぼっち社員」の増加は集団意思決定への警鐘か? 似た者同士の寄り合いが組織をダメにする理由
――処方箋⑱「違う考えのヤツ」を面白がることから組織変革が始まる
【第18回】 2013年3月27日
渡部 幹 [早稲田大学 日米研究機構 主任研究員/客員准教授]
■集団になると独自の考えを出しにくい
「隠れたプロフィール実験」が語る事実
したがって、「ぼっち」と感じている人が多いという現象自体はあまり不思議なことではない。それよりも不思議なのは、集団を「気持ち悪い」と感じ、「ぼっち」の方が居心地がよいと思う心理である。前述のような職場の問題を引き起こす一番の問題は、この心理だからだ。
この現象について、社会心理学に面白い実験がある。ステイサーらが行った「隠れたプロフィール実験」というものだ。
これは、3人の学生に集団で、ある容疑者を有罪にするかどうか討論させるという実験だ。その容疑者については、有罪になる証拠Aが4つ、無罪になる証拠Bが7つある。証拠の重要度が皆同じならば、全体を勘案すると無罪になるべき状況だ。ステイサーは、容疑者のシナリオや証拠の種類をうまく練り上げ、ほぼ同じ重要度を持つ証拠群をつくって実験を行った。
ところが、この実験での情報の与え方には仕掛けがあった。有罪証拠の4つは予め3人全員に与えられていた一方で、無罪証拠の7つは1人に3つずつ与えられていた。つまり、個人の中では有罪証拠4つ、無罪証拠3つで、有罪になりやすい状況をつくったのだ。
集団で意思決定を行うならば、各人が独自に持っている無罪証拠が提出され、全体を見て無罪の決定が行われやすいはずである。しかし、結果は全く違っていた。個人のとき以上に、集団になると有罪決定ばかりが行われるようになったのだ。
ステイサーらは、これらの決定を行う際の会話を分析した。そこでわかったのは、人々が自分の持つ独自の情報よりも皆が共有している情報の方を話題に載せやすかったことだった。そのため、有罪情報の方によりウエイトがかかり、有罪決定が出やすくなったのだ。
このことは、人が集まると共有している考え方の方ばかりを口にし、自分独自の考えを出しにくくなることを意味している。そしてそのような「皆が同じ考え」の集団で固まってしまうことにより、ますますこの傾向が強くなってしまう。
その結果、その集団と違う考え方の人間はアクセスできなくなってしまう。その極端な例がカルト集団だ。カルト集団内では同じ価値観が共有されているが、部外者から見ると気味の悪い集団に思えてしまうことが多い。
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