●その2:天空の城ラピュタ
先日、宮?駿監督の作品『風立ちぬ』が、第86回アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされました。いまや世界のジブリ映画といえますが、『天空の城ラピュタ』に関しては海外で扱うのに注意が必要です。
同作品の英語版タイトルは『Castle in the Sky』と、「Laputa(ラピュタ)」が抜けています。理由は、スペイン語で「La Puta」が“売春”を意味する言葉のため。世界にスペイン語を公用語としている国や地域が数多くあることを考えた苦肉の策といえます。
ただ、発音としては「ラプータ」に近いので、「ラピュタ」と口にする分には問題ないようですが、スペイン人にこの映画の素晴らしさを伝えたいがために、「ラピュタ」を連呼するようなことは控えた方が良いかもしれません。
このほかにも、『ネックレス』は韓国語で“もっこり”。『カバン』はロシア語で“猪”や“雄ブタ”という意味で、人に対して使った場合は、“デブ野郎”という意味になるそうです。シェフを意味する『コック(Cock)』は、英語では「クック」と発音しますが、日本語読みで「コック」と発音してしまうと“男性器”を指します。
海外の人と話をするさいに、知っていれば笑いのネタにはなりますが、知らずに使うと大恥をかいてしまう可能性もありそうです。皆さんお気をつけください。Written by カタタク
Photo by Luke,Ma