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20代を“うつ”にし続ける女性マネジャーの病理
若手上司が心酔する「部下を破壊するマネジメント」
【第9回】 2013年9月3日
吉田典史 [ジャーナリスト]
■追い詰める管理職に共通していたのは、
深夜まで仕事をする「ハードワーカー」
元事業部長。取材は、都内中心の赤坂で行われた
【筆者】 前回は、経験の乏しい若手マネジャーが部下をうつ病にする構造を指摘されていましたね。今回はその現状と課題について、詳しく聞かせてほしいと思います。
私が取材する人事コンサルタントらは、40〜50代の管理職のマネジメント力、特に部下の育成力が下がっていることを例に挙げ、それが部下をうつ病にする一因だと指摘します。
しかし、それは実態を押さえていないと思います。企業の現場を取材で回ると、部下をうつ病にする傾向が強いのは、むしろ20代後半〜30代の若い管理職であることに気がつきます。ここにメスを入れないと、真相に迫れない。
【A氏】 私も同感だ。2005年から2013年まで、広告制作部の事業部長という立場だった。20代後半から30代後半にかけてのマネジャー(管理職)20人ほどを部下として抱え込んでいた。その下に、120人ほどの非管理職がいた。制作ディレクターやコピーライターなどだ。
非管理職の平均年齢は、20代後半。その大半が大卒で、難易度の高い大学を卒業した者が6〜8割を占めていた。2006〜2013年にかけて、マネジャーの中にはこれらの部下をうつ病に追い込んだと思われる者が数人いた。営業部は、社員数が制作部の5倍ほどになる。2006〜2013年でうつ病になった20代の社員は、「数十人を超える」と人事部などから聞いた。
【筆者】 その象徴的なケースを教えてもらえませんか。
【A氏】 広告制作部には、3人の20代女性をうつ病にした、当時30歳前後の女性マネジャーがいた。このマネジャーは現在も在籍しているようだが、部下3人は仕事を続けることができなくなり、いずれも退職した。
【筆者】 マネジャーは、どのように追い詰めたのですか。
【A氏】 うつ病になった1人から聞いたことだが、たとえばポスターを時間内にきちんとつくり上げることができないと、「なぜ、できないのか」と執拗に追及したらしい。プレーヤーとしての自らの仕事を終えた後、夜10時〜12時の終電間際などに……。そういうことが続いた。
制作部にしろ営業部にしろ、追い詰める管理職に共通していたのは、深夜まで仕事をするハードワーカーだったことだ。「そこまで仕事が本当にあるのかな」と思えるほどだった。
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