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薬物乱用防止について
1
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名無しさんは神戸学院大
:2010/07/29(木) 02:58:47 ID:9gVnE7ps0
なさそうなので、立ち上げてみました。
135
:
名無しさんは神戸学院大
:2012/03/14(水) 02:27:05 ID:GLp2FXi20
<追跡・累犯>利用される弱者/上 知的障害者、覚醒剤運び屋に 「素直」つけ込まれ
(毎日JP)2012年3月12日(月)18:00
◇社会復帰後にも懸念
雪に覆われた札幌市の札幌拘置支所。「利用された感じはする」。覚醒剤密輸事件の「運び屋」の男(27)は昨年2月、面会した記者に抑揚のない声で語った。「でも、あまり深く考えたことがない」。アクリル板越しの無表情からは罪への認識はうかがえなかった。
男は09年6月、覚醒剤をベトナムから新千歳空港に持ち込もうとして派遣社員の女(28)と共に逮捕された。2人には逮捕を機に知的障害が判明。密輸組織の幹部の一人は、男性2人を電動のこぎりなどで殺害し裁判員裁判で初めて死刑が確定した池田容之(ひろゆき)死刑囚(34)。密輸利権を巡って殺人事件にまで発展した組織の末端に、知的障害者が連なっていた。
男は小中学校にほとんど通わず、掛け算もできない。中学卒業後は職を転々とし、08年に携帯電話サイトで知り合った別の女性と初対面で同せいし結婚。翌年、知人から頼まれた「運び屋」を引き受けた。懲役9年、罰金300万円を言い渡した札幌地裁の判決(確定)は「判断能力が一定程度劣っていることが一因」とも指摘した。
男の支援に関わった相談事業所の女性は「親が知的障害を認めないことがままある。彼の母親も、もっと早く障害を認めて対応すれば、事件への加担を防げたかもしれない」と言う。男は弁護人の働きかけで知的障害者に交付される療育手帳を取得。出所後、福祉が社会復帰を支援する道筋をつけた。
共犯の女も軽度の知的障害があった。弁護人の依頼で鑑定した精神科医によると、知的能力は小学3〜5年レベル。札幌の調理師専門学校に進んだが、母親が亡くなってから実家と疎遠に。そんな時、密輸を指示した理容師の男(34)=懲役13年、罰金700万円が確定=と知り合った。
借金があった女は仕事を紹介されて「救ってもらった」と感謝し、男に持ちかけられた密輸にすんなり加担した。精神科医は「劣等感がある中、男に認められ、応えようとした」と分析する。女は09年12月、懲役7年、罰金100万円の判決(確定)を受け、裁判官は説諭で「社会復帰後、また誰かに利用されないか心配です」と懸念した。
知的障害者を「運び屋」に選んだのはなぜか。昨年2月、札幌拘置支所で面会した理容師の男は「いろいろ声を掛け、残ったのが連中だった。教える手間はかかったが、指示したことは素直にできた」と明かした。
法務省の統計では、受刑者の約2割に知的障害の疑いがある。だが、そこに耳目が集まることはまれだ。障害者の犯罪に詳しい川島志保弁護士(横浜弁護士会)は「『役に立つ』などと言われると高揚し、悪意を持つ人物に利用される恐れも強い」と警鐘を鳴らす。【長野宏美、石川淳一】
◇
知的障害者や高齢者、女性たちの中には組織犯罪集団の手足として扱われ、「累犯」の落とし穴に陥ってしまう人たちがいる。そこには被害者の一面ものぞく。
• 覚醒剤密輸事件で無罪判決 東京地裁の裁判員裁判(朝日新聞) 03月12日 20:27
136
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名無しさんは神戸学院大
:2012/03/16(金) 01:47:25 ID:lX3/PHII0
<追跡・累犯>利用される弱者/中 高齢者「税関で目立たぬ」 無料海外旅行、エサに
(毎日JP)2012年3月13日(火)18:00
10年10月、成田空港の税関検査。マレーシアから帰国した高齢の女に、職員は「滞在目的は? あちらに知人でも」と尋ねた。
「観光で」と応じた女は、この年だけで3度の同国への渡航歴があった。スーツケースにはボストンバッグしか入っていない。「バッグを持ち歩くのが大変だから……」。意味不明の言葉を発した女は大量の汗をかいていた。荷物を調べると、約1・5キロの覚醒剤が見つかった。
今は71歳となった女は当時69歳。荷物を受け取りに来た男(54)=上告中=や一味のリーダー格の男(57)=控訴中=ら3人とともに、覚せい剤取締法違反(密輸)容疑で逮捕された。女は不動産ブローカーをしており、知人を介して3人と知り合った。「海外旅行に行かないか。金は出す」と誘われ、「ただで行けるなら」と引き受けた。荷物を持ち帰り、1日2万円。生活は食うに困るほどではなく、運搬は小遣い稼ぎと思った。
弁護人は「安易に誘いに乗ってしまった」と話す。女は千葉地裁で懲役9年、罰金450万円を言い渡され、その後確定した。
「年配者を探すようリーダー格の男に指示された。目立たないから」。3人のうち「運び屋」の調達をしていた男(62)は昨年12月、東京拘置所で面会した記者に答えた。同地裁は「高齢者を運び役として利用し、巧妙」と述べ、男に懲役10年、罰金450万円の判決を言い渡した(確定)。
事件発覚の端緒は10年5月、一味が派遣した当時75歳と74歳の男2人が覚醒剤所持によりトルコで身柄拘束されたこと。これを機に、当局は高齢者による密輸を警戒していた。
同年中、成田空港への覚醒剤密輸で逮捕された60歳以上は過去最多の8人、このうち日本人は4人に上る。警察庁の担当者は「末端ではなく、背後の『利用する側』の本体を捕まえなければ根本的な解決にならない」と強調する。
高齢受刑者は増加の一途をたどる。65歳以上の新たな受刑者は10年で2104人。00年の907人から倍以上に増えた。高齢化が背景にあるとはいえ、それを上回るペースだ。
浜井浩一・龍谷大法科大学院教授(刑事政策)は「老後に不安を抱える高齢者が、金銭欲や物欲以上に人との交流を持ちたくて犯罪に関わる例もあるはずだ」と推測する。
その上で、こう指摘した。「弱い立場の人をいくら厳しく罰しても、また誰かに利用されるだけ。社会から孤立させないよう、お互いに相談できる社会環境をどう作っていくかという議論が重要だ」【長野宏美、石川淳一】
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名無しさんは神戸学院大
:2012/03/16(金) 02:04:37 ID:lX3/PHII0
<追跡・累犯>利用される弱者/下 女性受刑者、10年で4割増 つながり求め加担
(毎日JP)2012年3月14日(水)18:00
西日本の女子刑務所。昨年12月、鉄格子のある部屋で向き合った女(24)は、黒髪に茶色のメッシュが交じっていた。「詐欺で執行猶予になって、すぐ捕まりまして」。覚醒剤の使用で再び逮捕され、執行猶予の取り消しを含めて懲役4年が確定した。受刑から3カ月、初めて刑務所に入った罪悪感は感じ取れない。詐欺では仲間が盗んだ通帳の名義人になりすまし、金を引き出した。「通帳が女性名義だと男性は(引き出しに)行けないんで」。犯罪への加担を誇らしげに話した。
刑執行開始時の検査で、知的障害が疑われる「知能指数70未満」に相当した。「漢字の読み書きや算数は全然ダメ」と苦笑するが、本人に障害の認識はない。小学3年から学校にほとんど行かず、中学時代は上級生とファミリーレストランで暇をつぶした。中学卒業後、働いていた居酒屋で出会った暴力団組員の男と暮らし、出産。覚醒剤や違法DVDの販売に手を染めた。
その後、覚醒剤の仲間5、6人と共同生活を送った。「店頭に置いたキャラクター人形が盗まれた事件、ご存じですかね?」。新聞報道された事件を自慢げに挙げた。グループは、これを含めて連続窃盗事件を起こした。女は窃盗には直接加わらなかったが、仲間が盗んできた通帳が女性名義の場合、現金を引き出す役を担った。盗品だったことは、逮捕後に警察で聞いた。
「(仲間の)家に転がりこんでお世話になってたから。『今こんなことやってんねん。事件もん(事件絡み)だから一発実刑は覚悟してや』と言われ『やります』って。自分から入り込んだことやし何を恨むん?」。利用された意識はない。記者との面会に同席した刑務官は「10代のうちに少年院に行くなどもっと早く立ち直る機会があれば」と嘆いた。
男性受刑者が減少傾向なのに女性の新規受刑者は最近10年間で約4割も増え、10年は2206人。窃盗の増加が顕著で、主な動機は「生活苦」や「ストレス解消」だが、専門家は不況の影響と断じてはいない。ある矯正関係者は「女性犯罪者には依存的傾向がみられる」と指摘。過去に虐待や性的暴力を受けた受刑者も多く「心に傷を抱えながら人とつながりたいという欲求がある。社会に適切な居場所を作ってあげることが大事だ」と話す。
記者には勇ましい言葉で犯罪を誇示した女だが、受刑者からはいじめられているという。刑務官はこう見る。「小さいころからほめられることもなかったが、悪いことをしたら(仲間に)ほめてもらえたのでしょう」。女の居場所は犯罪集団しかなかったのだろうか。【長野宏美、石川淳一】
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