レス数が1スレッドの最大レス数(300件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
FUKIDAMARI
-
あなたが結婚できない理由はデータが知っている!
理想の年収、条件、年齢に関わる「残念な検証結果」
【第37回】 2012年9月3日
宮崎智之 [フリーライター]
□夫の休日の家事・育児時間別に見た第二子が生まれる割合
・家事・育児時間なし……32.4%
・2時間未満……45.8%
・2〜4時間未満…… 61.3%
・4〜6時間未満……74.0%
・6〜8時間未満……82.0%
・8時間以上……74.2%
つまり、男性が家事や育児をしたほうが、子どもが生まれる可能性が上がり、夫婦生活も円満になるということだ。これを見れば、女性の方が男性よりも相手に「家事の能力」を求めることもうなずける。
男性に過剰な収入を求める女性も考えものだが、「家事は女性がするもの」というステレオタイプな考え方に囚われている男性がいたとしたら、そちらの方にも大きな問題があるのである。
■結婚希望年齢もどんどん後倒しデータを甘く見ず、少子化を防げ
最後に、結婚適齢期に関するデータを見ていこう。『出生動向基本調査』で未婚者が考える希望結婚年齢の推移をチェックしていくと、年代ごとに認識が移り変わっていることがわかる。
□年齢別に見た未婚者の平均希望結婚年齢
18〜19歳……男性27.3歳 女性25.5歳
20〜24歳……男性28.4歳 女性26.6歳
25〜29歳……男性31.0歳 女性29.8歳
30〜34歳……男性35.4歳 女性34.3歳
未婚者に聞いたデータのため、年齢が上がれば上がるほど希望結婚年齢が上昇することは当たり前だとは思うが、実際の平均初婚年齢である。
男性……30.5歳
女性……28.8歳
を考えると、18歳〜24歳のときには、だいぶ早く結婚を想定していたことがわかる。実情の認識に追いつくのは25歳からだが、早期の結婚を望みながらも「晩婚化」に流されていく現状がうかがえよう。
● ロス婚の福音
ここまで見てきた通り、結婚に関するデータを検証してみると、結婚を新たな視点で見つめ直すことができる。最後のデータにあるように希望結婚年齢がどんどん後ろ倒しにならないためにも、自分の認識と現実のデータがどのように食い違っているのか、参考にしていただければ幸いだ。
今回調べただけでも、政府、民間問わず、結婚や恋愛にまつわる様々なデータが発表されていることがわかった。少子化、晩婚化が止まらず、結婚自体が制度疲労を起こしている状況をどのように食い止めるか、現状を把握してから対策を練る必要性に迫られていのだろう。
「結婚には数字なんかではなく、愛が一番重要だ」との意見もあるかと思うが、大局的な視点で見れば、データを細かく検証して現実を直視することが、結婚というゴールに至る早道であるように思える。
男女の意見の相違はあるだろう。しかし、なんとか折り合いをつけて少子化、晩婚化を食い止めたいものである。
当連載についてご意見がある方は、筆者のTwitterアカウントにご連絡いただきたい。全てに返信できないとは思うが、必ず目を通したいと思う。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板