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ブラックバイト許さない 関西初の学生労組結成へ
神戸新聞2015年2月18日(水)11:00
学生に無理な働かせ方を強いる“ブラックバイト”が問題となる中、関西の大学生らが21日、労組「関西学生アルバイトユニオン」(かんユニ)を結成する。労働相談を受け付けて問題解決に取り組むほか、労働法講座を開催し、ブラックバイトに対抗する知識を身に付ける。学生主体の労組は関西初とみられる。(中部 剛)
大学の授業料は年々増加。文部科学省によると、2013年度の授業料は私立で約86万円、国立で約54万円。20年前と比べると、私立で約17万円、国立で約12万円も増えた。これに対し、1世帯当たりの平均所得は年々減少。近年は、最も高かった1994年の664万円よりも100万円以上低く、アルバイトなしでは生活できない学生が目立つ。
ところが、バイト先では「残業代を払ってくれない」「試験前でも休ませてくれない」「突然、クビにされた」などといったトラブルが多発。学生労組の結成を目指すグループが学生にアンケートを行うと、途中経過ながら約3割が「バイトが原因でテスト勉強ができなかったり、授業に出席できなかったりした」とし、1割弱が「最低賃金以下の時給」と回答している。
学生労組は、関西大、同志社大、大阪市立大、京都大などの十数人で立ち上げる。結成後は学生らから雇用トラブルの相談を受け付け、場合によっては企業側と団体交渉する。深刻な事案であれば、弁護士や労働基準監督署、既存の労組などにつなぎ、解決を図る。
また、4月以降には各大学に出張し、新入生を対象とした「バイトで困らないための労働法講座」を開く。ネットでも積極的に情報発信していくという。
共同代表となる渡辺謙吾さん(22)=関西大3年=は「サービス残業など違法な労働環境でも、学生が違法だと気づいていないケースもある」と指摘し、組合員となる堀越陸人さん(20)=同=も「労働法を学び、身を守る知識を身に付ける必要がある」と話す。
組合費は月200〜500円で検討しており、組合員を募集中。uniuni.kanuni@gmail.com
【自治体が調査を】ブラックバイトの実情に詳しい中京大・大内裕和教授の話
ブラックバイトは、非正規労働者が仕事の基幹部分を担うようになり登場した。低賃金であるにもかかわらず、正規労働者並みの義務やノルマを課されたり、学生生活に支障をきたすほどの重労働を強いられたりする。各自治体が調査し、相談窓口の設置が求められる。高校・大学での労働法教育も必要。統一地方選挙の争点にすべきだ。
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