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医療リハビリテーション
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なぜ人は「危険ドラッグ」に惹かれるのか
村田 晃 | 心理学博士
この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 1 分
2014年7月27日
◆短絡的な欲求充足に向かうのは社会の風潮の影響も無視できない
このように、まず「危険ドラッグ」の怖さをよく知ることが大切ですが、危険性を認識しながらも使用に至る人もかなりいると考えられることから、心理機制(短絡的な多幸感や高揚感を求める)に対する方策も必要です。
個人の資質の問題もありますが、もっと深層には個人を取り巻く社会の風潮の影響も無視できないと考えます。その一つは、「お金さえ出せば何でも簡単に手に入る(幸せも例外でない)」といった風潮です。このような風潮に対しては、「本当の精神的な充足は、実際に体を動かしたりする中でしか得られない」ということを、もっと若者たちに伝えなければならないと思います。その具体例はボランティア活動への参加でしょう。
もう一つが、結果ばかりを早急に求める風潮です。これに対しては、「成功したかどうかの結果で評価するのでなく、それに至るまでどう努力したかの経過の評価がより重要」との認識を広めることが必要と考えます。
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