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小谷野 コピペ

443stzz:2009/06/16(火) 02:05:07
O・ヘンリーは、これまでまともに読んだことがなかった。通俗作家とされていたし、まともな批評家で褒める人など皆無だったからである。むろん「賢者の贈り物」「最後の一葉」などはリライトで読んだことがある。しかし、長く読まれているのだしと思い、岩波文庫の『傑作選』を入手、読み始めてびっくりした。

 といっても、よくてびっくりしたのではない。不自然な設定、大して面白くない落ち、さらに、ひねっているけれども底の浅い文体。こりゃ、ひどいと思ってびっくりしたのである。大津栄一郎ともあろう人がこんなものを訳すなんて。(大津先生、最近「右翼」になったんですかね)

 私はかつて、モーパッサンとO・ヘンリーを並べたことがあるような気がする。たぶん「贈り物」と「賢者の贈り物」を同列に置いたからだろう。しかし、とんでもない。モーパッサンは立派な藝術家だ。ひれ伏して謝りたい。

 いや、これほどの通俗作家だったとは…。


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