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小谷野 コピペ

220名無しさん:2007/10/10(水) 02:18:13
 間違いの指摘にも、いいやり方と悪いやり方がある。まず、heuristicな指摘とそうでないものがあるが、それは必ずしも指摘の仕方のよしあしとは関係ない。heuristicといってもさまざまで、それまであまり世間で知られていなかった間違いを指摘する(シュリーマンの自伝は嘘八百とか)、多くの人が間違いだと知っているがその人は気づいていないのを指摘する(喧々諤々という言葉はなくて、騒がしいのが喧々囂々、議論でやかましいのが侃々諤々とか)、また、初めて犯された間違いを正すとか(小野俊太郎は小野二郎の息子だとか)があって、それぞれにそれぞれの意義がある。

 問題は、その間違いが誰によって犯されたどの程度のものかによって、自ずとやり方は違ってきて、この人にしてこの間違いはひどいだろう、という時は、それなりに罵倒する(加藤周一が脆弱をキジャクと呼んだとか、松岡正剛の「兼仁院」とか)。

 いちばん良くないのは、というか良くないに決まっているのだが、「ああ間違えました」と本人が言っているのに、鬼の首でもとったようにがあがあとがなり続け、あたかもその相手の全部を否定するかのような言辞を弄する場合である。まあ、最後のこれをやるのは、たいてい、匿名人間である。ところで今週の『週刊新潮』でも、シュリーマン自伝を礼讃していた人がいたが、なかなか広まらないものだなあ。

 (小谷野敦)


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