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匿名で2chなどに書くこと、コピペ・・・
63
:
名無しさん
:2005/09/23(金) 07:16:05
By 小谷野敦 毎日新聞 2002年2月21日夕刊 (東海版) 7面
インターネット上に「2チャンネル」と呼ばれるものがある。かなりの量の掲示板の集合体で、
匿名で自由に書き込めることになっている。匿名ゆえ、まともな議論や内部告発もあるとはいえ、
その悪名を高めたのはその個人への誹謗中傷の甚だしさである。これは、一人の若者が「管理人」として運営しており、実名も出ている。
さて、去年十一月、ある出版社から、この「2ちゃんねる」を扱った編集ものの本が出された。驚いたのは、
若者向け雑誌のみならず、大新聞さえもこの本を取り上げ、中立的な紹介記事のみならず、ひどく好意的な書評まであったことである。
書物のほうでは、その「匿名性」が無責任な発言をうんでいると言う批判に対する反論もなされているが、
詭弁としか思えない。それは第一に、インターネットがすでに「公共の場」になっていることを踏まえていない
からである。「2ちゃんねる」に限らず、インターネット上の個人が作成したページでは、活字媒体であれば名誉毀損で訴えられるような言説が日々書き込まれているのであり、昨年暮れ、その種の文書を削除する権限を
プロバイダーに与える法律(プロバイダー責任法)が全会一致で可決されている。活字媒体ならば、刊行、頒布に
かかるコストが高いため、中傷の対象になったものが訴訟に勝てば賠償金を払わされるから、編集、出版の段階で
規制がなされているのが普通だ。しかしインターネットでは無責任に、かつ膨大な量でその種の誹謗中傷が
行われ、しかもその対象は、賠償請求の訴訟を起こすような力のない一般人にまで及び、差別的な書き込みも放置されているのが現状だ。
端的に言えば、「匿名での中傷は卑劣」なのである。同じような掲示板でも、誹謗中傷は
管理者がすぐに削除するものもある。確かに「2チャンネル」にも、他人への中傷は止めましょう、
と書いてある。だが、あたかも誹謗中傷のためにあるようなセクションもある上、「幸甚」への誹謗に
対しては寛容なのだ。その「公人」には、一冊の著書を持つものでさえ含まれるのである。しかも削除の
ためには、被害者が「削除依頼」とやらをしなけらばならないのである。「依頼」ではなく、「要求」
であるべきであろう。その「管理人」もまた、確信犯であることは明らかだ。言論の自由を云々するものが
いるが、訴訟能力のない、あるいはプライバシーを守りたい一般人が公共の場で中傷の対象になる
可能性が高い状況が存在するとき、どこかでチェック機構が働くべきだろう。
何より問題なのは、先にあげた新聞の記事や書評で、大人たちが、匿名で中傷を行うものの無礼、
不道徳を「叱る」態度を示さないことである。「管理人」を含め、こうした若者たちを甘やかしているのは、
その「不道徳」を叱れない大人たちであり、それは近年の、生徒や学生に厳しく出来なくなっている教師、
子供を叱れない親と同じなのだ。この掲示板について大人たちが及び腰でしか語れないのが、悪口を言えば
何をかかれるか分からない、と言う怯懦ゆえだとすれば、若者になめられても仕方あるまい。「言論の自由」
だの「法的規制」だのを言う以前に、卑怯な行為を道徳的に「叱る」べきなのである。匿名で中傷を行うものたちは
、最低の人間どもだと、はっきり言うべきだ。「2ちゃんねる」は、「お子様大学生」や、成人式で暴れる若者たちと同根の現象でしかない。
(こやの・あつし=明治大講師・比較文学)
毎日新聞 2002年2月21日夕刊 (東海版) 7面
こんなどーでもいいよな私憤でも大学のセンセという肩書き故に載っちゃうのが今のマスコミだもん…2ちゃんが流行るわけだ。
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