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◆ わからない問題はここに書いてね ◆

221Phiz:2006/05/19(金) 14:34:13
わかりました。多少、ごちゃごちゃしそうですが…。

次のような群 Z(m,n,r,k) を構成することを考えます。

構成法:Z(+) ={n∈Z|n≧0}(Zは整数全体の集合), rを任意の整数
として、Z×Z(+)の上に、
(i, j)(i', j')=(i+i'r^j, j+j') ((i, j), (i', j')∈Z×Z(+))
によって演算を定義すると、Z×Z(+)は単位元(0,0)を持った半群となる。
(わかりにくいかもしれないので、注意しておくと、i'r^jは、i'×r^j
です…そのままですが…。)

さらに、m, n, k を整数で次の条件が満たされているものとする:
m>0, n>0, rk≡k (mod m), r^n≡1 (mod m).
(kは正でなくても構いません)

このときZ×Z(+)の上の関係:
(i,j)〜(i', j') ⇔ j−j'≡0 (mod n), k(j−j')/n +i−i'≡0 (mod m).
(2つのmod が違うことに注意)は、補題1.2の条件を満たす半群Z×Z(+)
の上の同値関係である。

|<補題1.2> Sは単位元1を持った半群で、Sの上に次の条件を満たす
|同値関係 〜 が与えられているとする:
|(鄯) x〜x', y〜y' ⇒ xy〜x'y'
|(鄱) S∋∀x, S∋∃x', xx'〜1
|このとき、この同値関係による商集合[S]=S/〜 は演算を自然に定義
|して群となる。

|[一応、証明] S∋x に対して、xを含む同値類を[x]で表す。このとき、
|[S]∋[x],[y] に対して
|(*)  [x][y]=[xy]
|によって[S]の上に演算を定義することができる。それには、この演算の
|定義が同値類の代表元のとり方によらないこと、すなわち
| [x]=[x'], [y]=[y'] ⇒ [xy]=[x'y']
|を確かめねばならないが、上の条件(鄯)はこれが成り立つことにほかなら
|ない。Sは半群であるから、[S]のこの演算も結合法則を満たす。また[1]
|は[S]の単位元であり、条件(鄱)は[S]の各元が逆元を持つことを示す。
|したがって、[S]は演算(*)に関して群になる。 □

したがって補題1.2により、半群Z×Z(+)の上の、この同値関係による
商集合は群となる。これを Z(m,n,r,k) と書くことにする。
(ようやく構成が終わりました…)

ここで、a=[1,0](=(1,0)を含む同値類), b=[0,1]とおくと、
a,b は関係:
(1.17) b^n=a^k , a^m=1 , b^(-1)ab=a^r .
を満たすことが直接の計算で確かめられる。

…と書いてあったのですが、(1.17)の3つ目の式が満たされることが
示せません。ab=ba^r を示そうとやってみたのですが…。

また、さらに↓

『関係(1.17)をみたすような任意のa' , b'を考える。すなわち、a', b'は
(b')^n=(a')^k , (a')^m=1 , (b')^(-1)(a')(b')=(a')^r
を満たす。今、a' , b'から生成される群G'=<a' , b'>と、
写像f:Z×Z(+) → G'  ( f((i,j))=(a')^i(b')^j )を考えると、
fは、半群Z×Z(+) から G'の上への準同型:
(☆) f((i,j)(i', j'))=f((i,j))f((i', j'))
である。』

(☆)の成立が示せずに困っています。


以上、必要と思われることは全て書いたつもりですが、何か不明な点など
あるようでしたら、その旨お伝え下さい。

この疑問点が気になって、全く先に進めない状況なので、ご協力お願い
しますm(_ _)m


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