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なぜ、カインの捧げものを認められなかったのか?

39タチバナ@灰羽連盟:2004/02/16(月) 09:28
以下、コピペしておきます。

オリオン・ミステリー
『オリオン・ミステリー』の主張
ロバート・ボーヴァル、エイドリアン・ギルバート[共著]、吉村作治[監修]、近藤隆文[訳]『オリオン・ミステリー』NHK出版 1995, ISBN4-14-080215-4, ¥2400(原著は1994年)は、『神々の指紋』下巻を支える重要な柱です。
『オリオン・ミステリー』は、全体として見れば、「異端」の本といえるでしょう。『神々の指紋』のような疑似科学(トンデモ)本とは一線を画します。ボーヴァルは、悲しむべきことに後にハンコックと組んで『創世の守護神』を著しますが、共著者の一人がトンデモの彼方へ飛んでいったとしても、『オリオン・ミステリー』がトンデモ本に変わるわけではありません。

『オリオン・ミステリー』は、

1.古王国時代の星辰信仰、とくにオリオン座への信仰をまず述べ、
2.次いで、大ピラミッドのシャフトが2450BC頃のりゅう座α星(当時の北極星)、オリオン座ζ星(三ツ星の左端)、シリウス、に向かっていること、を指摘し、
3.そして、ギーザの3大ピラミッドの配置が、三ツ星と一致していることを示します。
4.最後に、3大ピラミッドの方向が、三ツ星の南中時の角度と一致するのは10500BC 頃であることを示します。
(年代は、『創世の守護神』の数値を出しました。『オリオン・ミステリー』では、若干異なっています。)
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『オリオン・ミステリー』から学ぶべきこと
この主張の当否を論じる前に、まず、しっかりと認識していただきたいことがあります。それは、『オリオン・ミステリー』を読めば一目瞭然なのですが:
A.エジプト学者は、ボーヴァルのようなアマチュアの活動にきわめて寛容で積極的に彼に発表の場を与えていること。また、この本の謝辞は、I. E. S. エドワーズ、ジャミール・マレック、ヴィヴィアン・デイヴィス、といった本物のエジプト学者に捧げられていること(もっとも、デニケンの名も挙がっていますが(^^;))。
B.エジプト学者の見解は、決して一枚岩ではないこと。上述の1.2.で挙げた説は、ほとんどがボーヴァルのオリジナルではなく、何らかの理由で多数派は形成できなかったにせよ、正統派のエジプト学者が唱えていた説であること。
ABの両点について、『神々の指紋』『創世の守護神』と比較してみてください。
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内容の検討
オリオン信仰・シャフトの角度
さて、『オリオン・ミステリー』の内容に入りますと、上述の1.2.は、「異端」と呼べるかどうかもわからないもので、正統的な学問の論議の枠内に十分に収まります。正しいかどうかは別問題ですが。
3大ピラミッドの配置
3.は、『オリオン・ミステリー』の中では、最もセンセーショナルなトピックでしょう。確かに写真ではよく一致していますが、これが偶然ではないとするボーヴァルの仮説は、「異端」の説に含めることができます。これに関して彼を支持するエジプト学者はほとんどいないでしょう。仮説としては成り立つとしても根拠薄弱であることは間違いありません。
たとえば、小さな第3ピラミッドはきわめて急いで作られたとする「通説」にとって有利な点として、第3ピラミッドの方位の誤差が第1・第2ピラミッドの誤差に比べてずっと大きい、などが挙げられます。

第3ピラミッドの大きさが小さすぎることも、ボーヴァルの説にとって不利な点です。ピラミッドの面積が、三ツ星の各星の明るさと比例関係にあるとしたら、右端の星は左端の星より1.5等級ほど暗くなければなりませんが、実際はそれほど暗くありません。

それから、「三ツ星」以外の星とギーザ以外のピラミッドが対応していない点も、ボーヴァル説の大きな弱点です。対応はある、とボーヴァルは主張するのですが、ギーザのピラミッド=三ツ星、と同じ縮尺で合わせようとすれば、全く対応していないことは明白です。
位置が北東〜南西方向に並んでいるのは、たとえば春分・秋分の日の日の出時に、東のピラミッドの影がかからないように配慮した、という説明も可能です。第3ピラミッドは十分な大きさを作るだけの時間的余裕がなかった、と見れば済むことです。

とはいえ、この「異端」の説が正しいとしても、「正統派」のエジプト理解を根底から覆すような必要はないことも押さえておく必要があります。

なお、『神々の指紋』下巻p.106 では、 「ボーヴァルのその後の研究の成果は、数学者や天文学者から全面的に支持されている」 とありますが、支持している「数学者や天文学者」の名と所属を一人でもいいから、明らかにしてほしいものです。


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