「一匹のかえる」 - 1077018717

「一匹のかえる」

13：へっぽこ＠正教会聖師父のメッセージから：2004/02/28(土) 23:55: 砂漠の師父ピーメンの言葉　「兄弟を叱るな」

　ある人が罪を犯していながら、否定して「私は罪を犯さなかった」と言うならば、
彼を叱ってはならない。叱ってしまえば、あなたは彼の勇気をくじくことになる。
さらに、彼に「兄弟よ、落胆してはならない。今後も気をつけよう」と言うなら、
あなたは彼の魂を回心へと励ますことになる。
（「砂漠の師父の言葉」あかし書房　より）

．．．10>>レス「正教会聖師父のメッセージ」から引用です。
へっぽこが、正教会の神父さまとの交わりの中で、
かつての教会で躓かされ、苦しめられた経験をお話しました。
神父さまの対応はそれまでにないものでした。
かつての母教会の牧師さんに対する不満に対し、
「私も、この仕事に就いた頃、ずいぶん教条的なキツイことを
言って、信徒さんを躓かせたことがある。教会を離れてしまった
人もいる。礼拝の度に、その人たちのために、主に赦しを願って
祈っているのです。」とおっしゃいました。

なんという謙遜な暖かい言葉でしょう。
教会や牧師の悪口を言うものでない．．とたしなめるでなく、
かといって一緒になって他の教会の牧師さんを批判するでもなく．．

神父さまは、自ら謙遜になる見本を示すことで、へっぽこにも
謙遜になることを、言外に教えて下さいました。

へっぽこも人を躓かせたことがあるはず．．．
へっぽこは見かけがいっぱしのクリスチャンに見えるらしく、
３度も牧師さんに間違われたことがあります。
自分が意識せずとも．．．「オマエは人を躓かせた！けしからん。」
という叱責で、自分が傷ついていましたが、
「オマエはひとかどのクリスチャンに見られているんだから
気を付けろヨ！」という意味ならば、むしろ光栄なことだったのですよ。

そして、自分を躓かせた牧師さんが、悔いて祈ってくれている事を
信じることができました。

神の前では、だれもが不完全な罪人です。それを隠そうとして
人を裁く、裁き合いになるところに悪魔が付け込みます。

ここで頂いた素晴らしいキーワード；
「謙遜こそが、悪魔に対抗する最大の武器」

神父さまが、これを身をもって示して下さったので、
素直に受け入れる事ができました。

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