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ギコラヴLOVE!
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密閉された空間・研究室
汗、汁、人いきれ・・・男臭の充満する男だけの世界
教授を頂点とする権力のヒエラルキー構造は、堅固にしてひどく安定し
外界とは遮断されたその空間は、まさに人類のかつて経験した封建社会を
思わせるものがある。外界との交流を断つことは様々な分野における進化発展の
速度を遅らせ、それは皮肉にも過去のある一定時期における人類の歴史の展開する様を
我々にリアルタイムで見せてくれるのである(そう、かのダーウィンがガラパゴスの島々
で進化論をひねり出した時のように)
教授の強大な権力を背景に、先輩・院生は己らより下に位置する後輩を搾取する
その対象は金銭であったり労働力であったり精神的・肉体的な帰依であったりする
ホルマリン漬けをを取り巻き、そしてホルマリン漬け自身がその構成要素であるシステム
は、同時に彼を縛り、自由を奪った
先に述べたようにそのシステムは少々の事態ではびくともしない
彼らがその苦難から逃れることは、研究室から逃げだすことでしかなしえないのだ
ホルマリン漬けはそんな、時代の流れから取り残された海の孤島のような場所で大切
なものを失った
先輩・院生たちは、自分がかつてそうされたように、後輩達の躰を執拗に貪るのだ
遠く窓のむこうに牝の姿を捉えると、湧き上がり押さえきれない性欲を身近な
代用品にぶちまける。歪んでいる、何かが間違っているということは薄々気づいている
けれど、それ以外の何かを知らないから、そうせざるを得ないのだ
男に穿たれた穴は、出すだけではなく挿れることも出来るのだと教えたのは教授だった
教授は院生の躰に自らその作法を刻み込んだのだった
彼は、この小さな社会における神、全知全能の神なのだ
ホルマリン漬けは自らの境遇を呪った
今の自分の状況を生み出したのは運命によるものなのか、それともあのまだ青かった頃
周りに流されて理学部受験を決めた一時の気まぐれによるものなのか、永久に答の出ない
問いに何度も煩悶した
ホルマリン漬けは、脱肛した尻を抱え命からがら逃げ出した
肛門がその本来の機能を失う前に彼は脱出に成功した
おめでとう、お帰りなさい、ホルマリン漬け
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