少年ナイフ
海外でもっとも著名な日本人女性バンド。故カート・コバーン、サーストン・ムーアをはじめ、彼女たちの信奉者は数知れず。
野茂や伊良部、ましてやピチカート・ファイヴもコーネリアスもチボ・マットもまだ世界進出を成し遂げていなかった86年に、
アルバム『PRETTY LITTLE BAKA GUY+Live In Japan』にてアメリカ・デビューを果たす。
まさに「おもちゃ箱をひっくりかえしたような」という表現がピッタリのバブルガム・ポップなメロディ、初心者なみの演奏技術が
生むほのぼのローファイ・サウンドが話題を呼び、インディー・ロック愛好者の間で草の根的に浸透していった。
以降コンスタントに作品をリリース。89年には、なんとソニック・ユース/レッド・クロス/L7といった大物を含む計30バンドが
参加した、少年ナイフへのトリビュート盤『Every Band Has A Shonen Knife Who Loves Them』が制作される。
これを機にようやく日本でも若干認知されるようになり、92年にアルバム『Let's Knife』にて国内メジャー・デビューを飾った。
その後は、アメリカ/日本の両拠点にて精力的な活動を続けている。