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他大学の試みPart2

61凡人:2017/09/21(木) 01:12:32 ID:R.OzoZ.k0
ジレンマもあるが、やりがいもある、と大森学長は話します。「拠点大学として選任していただいたCOC+だと、地方創生が事業の目的ですから、地元に就職させることが課題です。ですから、地元前橋市と一体となり、地元企業と協働しての実践的な人材育成プログラムや4か月間にわたる市役所や企業でのインターンシップなどを展開し、地域人材を育成しています。しかし、学生一人一人の未来は地方創生のためにあるのではなくて、彼ら彼女ら一人一人のためにあります。夢をもって東京に働きに行きたい。例えば航空業界に行きたいとか、旅行業界に行きたいとか。そういう学生は地方創生に逆行するから応援しないということはありえないことです。そういった学生たちの夢もしっかりと応援していくことが本学の使命です。若者の未来は若者のものであって、大人の事情のものではないということもぶれてはいけません。ジレンマでもあり、難しいところですが、それを両立させていくことこそが大人の成すことです」

◆新たな教育プログラム実施に高校も期待大
共愛学園前橋国際大学は2017年8月、「KYOAI GLOCAL HONORS」という新しい教育プログラムについての説明会を実施しました。入試はセンター試験で数学を含む4科目に口頭試問を含む面接。1年次に海外研修があり(費用は大学負担)、2年次後半からはビジネス力育成プログラム(タイでの海外研修を実施予定)か公務員養成プログラムを選択。通常講義の他、プログラムに参加学生のための特別ゼミなども用意されています。

担当するのは、村山学部長(准教授)と西舘崇・専任講師。西舘講師は外務省研究調査員、日本国際フォーラム主任研究員を経て2016年から現職。

「めざす人材像は、共愛・共生の精神を持った次世代のグローカルリーダーです。それも世界の視点から地域を見ることができる人材です」(大森学長)

説明会では、お盆時期にもかかわらず、群馬県内外の高校、それもトップクラス校の関係者を含めて約20人が参加。終了後には質問が飛び交うなど、注目の高さがうかがえました。

◆「ちょっと大変だけど、実力のつく大学です」
定員割れの状態から文科4冠・全国5位にまで躍進した現状を大森学長は次のように振り返ります。「教職一体のガバナンス体制が良かったのではないでしょうか。伝統的な大学の在り方を根底から変えようとする動きですから、様々な議論が生じましたが、定員割れの現状を鑑みれば先に進むしかなかったのかなと思います。資格特待生制度というカンフル剤、長期的な持続可能性を担保する文化づくり、そこから生まれる教学改革の三位一体によって、定員回復へのシナリオが描けたのではないでしょうか」

私が同大を見学したとき、講義・ゼミでも講義外でも熱心に勉強し、あるいは議論する学生が小さなキャンパスにあふれていました。かつて定員割れ状態にあった大学とは信じられないほどの活況ぶりです。

「本学はモットー通り、勉強が大変です。ちょっと大変ですが、その分だけ実力がつく大学です」(大森学長)

写真=就職支援センターで相談する学生。同大に対して地元企業・金融機関からの評価は高い。(著者撮影)

(石渡嶺司)

◎本文の訂正
2017年9月11日・7時33分
「受験生が増加、群馬のトップ私大に」の中で「高道祖大学」とあるのは「高崎経済大学」の誤りでしたので訂正します。

◎本文の訂正
2017年9月14日・9時49分
Yahoo!ニュース 個人編集部より、写真・図表の出典等についての指摘を受けましたので、一部変更・修正しました。

石渡嶺司 大学ジャーナリスト
1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。 編集プロダクションなどを経て2003年から現職。 扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 採用担当・就職情報会社・就職課の勤務経験、自身の就活経験ゼロながら就活関連の本・記事を書き続けて13年となるから人生わからない。 主な著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)『女子学生はなぜ就活に騙されるのか』(朝日新書)『教員採用のカラクリ』(中公ラクレ、共著)など。 主な連載は「ホンネの就活ツッコミ論」(日経カレッジカフェ)「石渡嶺司の反就活学」(毎日新聞大阪本社)「キャリアの流儀」(北海道新聞社)など。
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