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高崎がわかるプログ・サイトPart3
644
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凡人
:2019/12/13(金) 06:35:15 ID:RjleDHaQ0
ツイッターから
高崎に移住。当時、高崎は陸軍歩兵第十五連隊と第二十八旅団司令部が置かれ、昭和15年、十五連隊の満州第四十六部隊への編成替、第百十五連隊の設置に至るまで、陸軍都市の色合いが濃かった。洋食屋も軍相手に行っていたのだろう。ただ、疎開先は本来は都市部ではなく、農村部。 #とと姉ちゃん
645
:
凡人
:2021/03/25(木) 18:48:30 ID:GvDJucak0
センバツ感想:
第93回のセンバツ甲子園野球を初日からネットで試合観戦。健大高崎の第2回戦の対天理戦を観た後、これを書いている。一回戦の下関国際戦でみせた湿り気味の打線の復活を大きく期待していたが、結局天理の達投手の前では凡打の数を重ね、なんと2安打という結果で9回を終わり完敗。天理の方が強力打線の11安打で4点を上げた。打撃は水物の言葉通りの試合となった。好投手に対して、ただ思い切って振り切ればよいという打ち方の間違い。投手によって打ち方を変える方法。ミートできず芯に当たらず、凡フライを重ねていっては投手の思う壺である。優勝候補と言われるほど前評判が良かっただけに失望は予想外に大きい。健大高崎が負けたことで、残念ながら凡人のセンバツは終了してしまった。観戦を辞めて仕事を精を出す。だが印象に残る試合が幾つかあったのでそれを書き加える。
智弁学園と仙台育英:両校の試合振りを観た後の感想として、智弁学園と仙台育英が優勝候補として投攻走で頭一つ出ていた。小園投手率いる市和歌山と達投手の天理が有望であろう。
延長戦や僅少点差での試合に恵まれた今年のセンバツ。その中にあって、優勝候補に推せるチームがあった。それは大阪桐蔭に打ち勝った智弁学園。その強力打線はさすが。それに神戸国際大付に圧勝した仙台育英の投手層の厚さと強力打線。また強豪・県岐阜商の打線を抑えた市和歌山のエースの小園投手の好投も目を見張った。第2回戦の健大高崎相手に見せた天理の強力打線も侮れない。だが健大高崎の投手陣はセンバツ参加校の中で中の下であるため、あまり参考にならないであろう。下関国際の方が良い投手がいたし、仙台育英に粉砕された神戸国際大付の投手陣ではあったが、健大高崎の投手陣よりは粒がそろっていた。常総学院に負けたが、敦賀気比の投手陣も良く投げて延長戦までもつれ込んだ。健大高崎は2回戦で天理に敗れたが、もし天理に勝っていても、3回戦の仙台育英戦では健大高崎は大量点の差で負けると予想できた。そんな仙台育英の強力打線は印象的である。健大高崎は16強で満足しなければならない。それにしても秋季近畿大会の8強の天理に関東大会一位の健大高崎がいとも簡単に完敗するのだから、近畿大会での参加校レベルの高さは凄まじいと言う他ない。特に投手陣が素晴らしい。大阪桐蔭は秋季大会でそんな天理の長身エース・達投手から大量点を取って勝ち進んだのだから、これこそ強力打線と呼んで相応しい。ホームランの数よりも、プロも注目する投手を甲子園の公式試合で打ち崩して初めて、そのチームは強力打線を名乗れることは、今回の健大高崎の負けで思い知らされた感がある。歴代に渡って、いつもながら健大高崎の投手陣の脆さが目立つが、今回も同じ結果。野球で全国制覇を目指せるのは絶対的好投手があって始めて言える。好投手は不可欠である。前年、関東大会優勝し、神宮に準優勝した前学年の健大高崎チームが3年生だけでのチーム編成とはいえ、甲子園での交流試合に21世紀枠の帯広農業に完敗して負けたのも決して不思議ではない。全国制覇の言葉が健大高崎の選手からよく口にでるが、今の儘では、いまだ全国制覇は夢のまた夢である。
646
:
凡人
:2021/03/25(木) 19:20:40 ID:GvDJucak0
健大高崎の高校野球チームに感謝:
高校野球。そう簡単には全国制覇はできない。だから価値がある。健大高崎には厳しくは言うものの、健大高崎が強豪であるがゆえに、甲子園での試合が見れることをうれしく思う。だからこうして応援もしている。またこうして全国制覇の夢を見させてくれる事にも、選手たちのみならず、学校関係者や監督コーチ、選手父兄の方々にも心から感謝していると言いたい。甲子園に出られることを励みに全国にいる多くの高校球児たちは日夜時間を惜しんでまで練習に励んでいる。それでも、甲子園の土で試合が出来る高校野球チームはほんの一握りの数で、甲子園に行くことそれ自体並み大抵なことではないのであるから。
647
:
凡人
:2021/03/25(木) 22:53:04 ID:GvDJucak0
健大高崎は負けるべきして負けた。
今回のセンバツ直前の至学館との練習試合で、すでに健大高崎の致命的弱点がここに明確に現われていた。至学館の石川投手相手に一試合15三振。近畿を含む西日本では健大高崎の打撃力は通用しないのではないかという疑問がセンバツが始まる前から、これを読んだ凡人には気になっていた。特に石川投手の次の言葉が頭から消えなかった。「私学4強(愛知県)は思い切り振ってきて強い打球のところが多く・・・・・それを交わすすべを覚えていくんですよ。だから、健大高崎さんみたいに振ってくるところには、比較的対応しやすいんです」
健大高崎は攻めては打者が三振、そして守っては投手陣が相手打者を抑える事ができない。まったくの負けパターンである。それが甲子園での天理戦で起こるべきして起こったのであった。健大高崎の打者は大振り。問題なのは投球を芯で捉えることが出来ずに、硬球の下を掠るのがやっとで、みんな凡フライになってしまった。一回戦と2回戦を通じて、ホームランを期待したが一本もナシ。センバツ第一日目の仙台育英と明徳義塾の試合を観ていて、甲子園の勝ちチームとは何かを教えてくれる。打撃力もあり、投手力もある。機動力も守備力もある。だから一点を競う投手戦にもなる。健大高崎の試合には一点を競う投手戦をいままで観たことがない。
ーーーー
2021年03月14日 至学館上志段味グラウンド
至学館vs健大高崎
2021年 練習試合(交流試合)・春 練習試合
SCORE 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 計
至学館 0 1 1 0 1 0 0 0 1 4
健大高崎 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
至学館:石川大翔、古田隆之助―山岡慎弥
健大高崎:金子茉由、井上聖、今仲泰一―綱川真之祐
本塁打:綱川真之祐(健)
SCORE 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 計
健大高崎 0 3 0 1 0 0 0 2 0 6
至学館 2 0 2 0 2 0 0 0 0 6
健大高崎:星川心、桑原大心、野中駿哉―清水叶人、綱川真之祐
至学館:森田悠斗、山本晟煌、古田隆之助―山岡聖弥
本塁打:綱川真之祐(健)
二塁打:伊藤翔哉、高村尚杜、小澤周平(健)、山岡聖弥(至)
試合は至学館の石川君が切れのいいスライダーとツーシームを勝負球として好投。8回を投げて、15三振を奪った。
「愛知県にいると、中京大中京はじめ東邦とか、愛工大名電とか私学4強は思い切り振ってきて強い打球のところが多く、それを下さないと上へ行けんのですよ。中学時代には、必ずしもトップレベルの能力があるわけではない、ウチへ来てくれるような子たちは、それを交わすすべを覚えていくんですよ。
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:
凡人
:2021/03/25(木) 22:55:43 ID:GvDJucak0
だから、健大高崎さんみたいに振ってくるところには、比較的対応しやすいんです」と、この日の石川君の好投はある程度は予測出来たようだが、思っていた以上の好投に満足気だった。
石川君自身も、最も得意としているツーシームがよく決まり、「ボク自身のそんなにスピードがあるというタイプではないと思っています。だけど、関東大会1位のチームに、これだけ投げられたことは自信になります」と、まずは当面の春季大会へ向けては大きな自信となっていったようだった。
また、至学館では、捕手の山岡 聖弥君が低めに落ちていく球に対しての反応もよく、ほとんど後逸がないのも大きい。石川君も「ランナーが三塁にいる時でも安心して、タテの変化球を投げられます」と絶対的な信頼を置いていた。
こうして、1試合目では至学館が8回まで無安打ながら、敵失に乗じて3点を奪い、9回には横道君がダメ押しとなるタイムリー打を放っていい形の試合とした。
健大高崎としては、7回に8番綱川君が石川君の外へ逃げていくスライダーを上手に拾って左翼へ2ランしたにとどまった。綱川君は、途中まではDHとして出場していた2試合目でも2回に逆転となる2ランをまったく同じようなところへ運んでいる。
リリーフのマウンドに立った下手投の山本君のカウントを整えに来たところをこれまた上手に拾った一打だった。また、この試合では、お互いが仕掛け合うかのように、盗塁や積極的な走塁を仕掛けていきながらの点の取り合いにもなっていった。そして、至学館が9回四球の走者をバントで進めて、一死二塁としてここから代打攻勢を仕掛けていった。
最後は二塁への牽制アウトで引き分けとなったところも、まさに両校の戦いらしい形のフィニッシュだったとも言えようか。
健大高崎は、前日は静岡県の愛鷹球場で、加藤学園との試合が7回まで行えたということで連戦になったのだが、ここからさらに関西へ向かいながらセンバツの初戦の下関国際に挑むことになる。
(高校野球ドットコム/取材=手束 仁)
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649
:
凡人
:2021/03/26(金) 23:02:58 ID:GvDJucak0
健大高崎の監督の話にはがっかりする。キチンと自分のチームが分析出来ていないことに驚く。達投手を褒めるのはいいが、健大高崎のミスはどう説明するのか。凡人の目からは投手力はおろか、打撃力、走力、戦術、野球IQ、全ての分野で天理が一枚上であると感じた。例えば健大高崎の2塁の走者が軽率にも達ピッチャーに刺されたり、一塁の達が2塁への盗塁に走ったにもかかわらず、内野手は誰も2塁にカバーに着かず、なんと捕手が投げた送球が2塁上を超えて転々と転がるといった守備の乱れ。攻撃と守備にもっと集中力が必要であろう。健大高崎のシングル安打2つの貧弱な打撃は達投手への対応が根本的に間違っていたことを語っている。ただただ無暗に強振するバッターの健大高崎。コントロールの良いピッチャーにホームラン狙いで強振するなんてのは愚の骨頂だろう。芯に当たっていないので、まずミートして守備のいない所にシングルでもいいから、打球を飛ばすのが野球の常識ではないのか。健大高崎は3塁にも行けなかった。一軍と2軍との試合ぐらいに実力の差を感じた。天理を4点で抑えられたのは運が良かった。もっと点が開いてもおかしくなかった試合である。
一回戦で天理と当たった宮崎商業と健大高崎を負け方や戦い振りを比べれば、いかに健大高崎が天理に対して稚拙や間違いの戦術をとったか証明される。宮崎商業は県立高校であり、優勝候補になるほどの戦績を残していない。健大高崎よりも大分打線は劣る。ところが達投手から6安打を奪い、一点をスコアしている。一方の健大高崎は2安打、3塁もいけない有様。宮崎商業の方が健大高崎より実力は上?健大高崎の敗因は健大高崎の中にあると凡人は観ている。
******
【センバツ】
240発打線まさかの「完敗です」 健大高崎が達に脱帽『打撃』も『機動』も歯が立たず
2021年3月25日 17時52分
天理―高崎健康福祉大高崎 2回表天理2死三塁、政所に適時打を許す野中、捕手綱川
◇25日 センバツ高校野球1回戦 天理4―0健大高崎(甲子園)
甲子園で勝つために、長打力を磨いてきた健大高崎(群馬)の「打撃破壊」は完全に封じられた。天理(奈良)の達を相手にシングルだけの2安打と6四球。けん制死、盗塁失敗もあって「機動破壊」もできず、三塁も踏めなかった。青柳博文監督(48)は「いいピッチャーということは分かっていたが、ボールのキレもよくて完敗です。ウチのいいところが全く出せなかった」と脱帽した。
ベルト付近のボールをフルスイングすることを徹底し、3年生全員で242本塁打を打ってきた打線は、高めに手を出したり、角度がある球を低めに決められて持ち味を発揮できなかった。チーム最多の38本塁打の4番の小沢周平主将(3年)もノーヒット。「台の上からピッチャーに投げてもらったりもしたが、生きた球はまた違った。スライダーもいままで戦った投手の中で一番のキレだった」と力負けを認めた。
青柳監督は「やってきたことは間違いではないと思うが、いいピッチャーを打つには、ただホームランを打つだけでなく機動力、バントももう一度見直さないといけない」と出直しを誓った。
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凡人
:2021/03/29(月) 03:08:36 ID:GvDJucak0
高校野球
センバツ甲子園2021での健大高崎を振り返る。
機動破壊を売り物にしていた頃の健大高崎にあっても、凡人は前々から「スマート野球」を提唱していた。健大高崎は機動破壊にある程度成功を納め実績を残したが、その甲子園で機動破壊の筈が機動自滅している健大高崎の試合を観たときに、ふと思った。何をやっているのかと。スマート野球が本来の勝つ野球である。なぜスマート野球が出来ないのかといぶかった。チェスゲームのように相手チームの戦力や戦術で、こちらが勝つための戦略を練る。
強力打線の打撃チームに生まれ変わり甲子園にやってきた健大高崎。それを青柳監督は今度は聞きなれない「スペクタクルベースボール」と呼んでいた。また選手たちは打撃練習が大好きであると監督は言う。打撃に練習の大半を費やし日々練習しているとは大澤主将は話している。試合で打ちますととても自信に満ちながら、インタビューに答えていたのを何度も見る。練習もし関東大会で実績を残し、それほど自信があるなら、今年はやってくれるだろうと胸躍らせた。仕事も手に付かないほどである。一回戦の下関国際や2回戦の天理とのセンバツ試合が待ち遠しかった。健大高崎のホームラン攻勢で相手をねじ伏せる「スペクタクルベースボール」を期待していた。
ところが、いざ試合を観戦してみると、最強打線と呼ばれる健大高崎が下関国際の二人の投手をなかなか攻略できないもどかしさ。下関国際は2年生中心の若いチーム。そんな相手チームにヒットがなかなかでない。前半と中盤イニングにかけて2点リードだけで終盤に入る。そして待望の得点。4点取ったからいいものの、最終イニングの9回で2点を奪われる。健大高崎には長打タイムリーが数本。下関国際にとって守備ミスが同イニングに重なったことが痛かった。だが健大高崎が提唱するスペクタクルベースボールを思わせるホームランは一本も出なかった。相手の投手が良かったから?何かの間違えで、天理戦では言葉の通り、強力打線の打撃力を披露してくれるだろうと期待して、待ちに待った2回戦を観戦した。
試合では先に点を取られる展開。2イニングを終わって天理は早くも6安打。ところが健大高崎が攻撃になってもホームランどころか、長打も、いやシングル安打もでない。いったいどんな打撃練習をしてきたのか目を疑った。まったく目も当てられない試合展開である。「スペクタクルベースボール」は冗談でしょう?それほど健大高崎の打線が死んでいた。天理のほうが安打で塁にでて、2塁に走り、3塁を攻めて、ホームを狙う。天理こそスペクタクルベースボールをやっている。
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凡人
:2021/03/29(月) 03:11:19 ID:GvDJucak0
なんで健大高崎は強豪校に「スマート野球」をしないのかと思う。
凡人が言う「スマート野球」のほうが、機動破壊やスペクタクルベースボールよりも、野球試合を9回イニングをフルに使って勝利するための核心をついていると思う。相手の強みや弱みに応じた戦略を組み、点数を積み重ねて、最終イニングで勝ち越す試合展開、試合を有利に運ぶ方法だ。野球をチェスゲームに見立てている。試合のイニング進行のなかで、これが駄目なら、あれを試して効果的な戦術を見つけるのだ。投手の癖や動き、投球の種類や速度や切れの良し足で、バッドを長くもったり、短く持ったり。玉を芯で捉えるために強振が駄目なら、長打にならなくていいから、玉に食らいついてコンパクトに振って、シングルヒットを狙ったり。例えばバスター打法を使って、投手からリリースされた球をよりよく見るために、テイクバックを小さくして、振り遅れないで自然とコンパクトなスイングをする。長打は望みにくいが、超高校級の好投手の投球への選球眼に難がある健大高崎の選手には有効な打法となろう。バスター打法によりフォームの矯正やタイミングの微調整も行い、投球の玉へバッドが芯に当たる確立がグンと上がるだろう。天理の達投手のような好投手を打ち崩すのに、やたら強振したら達投手の罠にまんまとハマってしまう。好投手にとって強振の打者は格好の餌食。健大高崎の打者が上手くして四球を選んで塁に出たら足を絡めての機動破壊をすればいい。塁上でいろいろと投手を翻弄すればよい。
良い投手であればあるほど、その投球が早かったり力がある。その場合、打者が投球の玉の芯にただ当てるだけで、その打球が内野手の間や頭を超えてヒットになることだってよくある。要は投球に食らいついて、芯に当てることが肝心なのだ。。
相手投手の力や球種を素早く分析してから、それに応じた打撃方法を取る。長打を狙わずに、投手の投球玉に芯にあて、内野手の間を抜けるシングルで打ち返す。それを各打者がつなげれば得点に確実になるものである。健大高崎は打撃練習では他のチームに劣らないぐらいしてきたのであるから、相手投手に対して、それぐらいの対応はできる筈だ。いくら闇雲にホームラン狙いで強振したからって、玉の芯に当たらないのだからお話にならない。良く聞く「小刻みに繋ぐ打線」で一点でも点数を稼ぐようにする。「達投手の変化球の切れがよかった」とか、「まっすぐを狙ったが早くて打てなかった」と言うが、今までどんな、何のための打撃練習をしてきたのかと反対に聞き返したい。それではまるで「わたしはまったく無能でした」と告白しているに等しい。
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:
凡人
:2021/05/09(日) 02:36:00 ID:GkhSRDuE0
高崎区裁判所襲撃事件
出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/16 17:38 UTC 版)
概要
1923年4月25日、碓氷水平社が群馬県碓氷郡里見村(現・高崎市)で創立大会を開き、村民による「町離坊」[3](「長吏坊」とも表記。被差別部落民への蔑称)という発言への糺弾を展開した[1]。この過程で、6月21日、被糺弾者の市川潤一郎が水平社の同人らに暴行を受け負傷した[1]。さらに翌6月22日、水平社に詫び状を書かされた[1]。
翌6月23日、群馬県警察安中警察署が高崎区検察庁の指示で捜査を開始し、上記事件の加害者と被害者の双方を取り調べた[1]。
被害者が警察の事情聴取を受けた6月29日、水平社の同人は数十名で安中署に押しかけ「解決済みのことを取り調べるのは不当であるから取り調べを中止せよ」と要求[1]。このため7月7日に水平社の三ツ石芳作が逮捕された[4][1]。
翌7月8日早朝、小林綱吉ら水平社同人多数が三ツ石の釈放を求めて高崎区裁判所に押しかけ、夕方まで居座ったが、憲兵の出動を受けて一度は引きあげた[1]。
翌7月9日、関東水平社など各地の水平社同人らが駆けつけ、高崎区裁近くの高崎公園に集まり、代表者が検事局と交渉したが解決の見通しは立たなかった[5]。業を煮やした約300名の水平社同人らが高崎区裁に押しかけ、警察や憲兵と揉み合いになり、水平社同人17名が逮捕された[5]。水平社は不当逮捕として釈放を求めたが、県知事山岡国利による高崎の歩兵第15連隊への出動要請を受けて退散した[5]。
この騒ぎにより、10月30日、水平社同人32名が騒擾罪で起訴され、31名が有罪判決を受け、最終的に大審院で全国水平社群馬支部執行委員長の古島小文治ら15名[6]が懲役刑の実刑判決を受けた[5]。1925年1月、古島小文治らは群馬県水平支部の解散を宣言している[7][8]。
関連文献
上砂勝七『憲兵三十一年』(東京ライフ社、1955年)
根岸省三『高崎産業経済史』(高崎市社会教育振興会、1964年)
井上清、北原泰作『部落の歴史: 物語部落解放運動史』(理論社、1970年)
部落問題研究所編『水平運動史の研究』第2巻、第5巻(部落問題研究所出版部、1971年)第2巻に予審調書が収録されている
渡部徹、秋定嘉和『部落問題・水平運動資料集成〈第1巻〉1922(大正11)〜27(昭和2)年』(三一書房、1973年)
部落問題研究所編『部落の歴史と解放運動』(部落問題研究所出版部、1975年)
全国憲友会連合会編纂委員会『日本憲兵正史』(全国憲友会連合会、1976年)
徳江健、石原征明『事件と騒動: 群馬民衆闘争史』(上毛新聞社出版局、1980年)
本田豊、部落解放同盟群馬県連合会『群馬県部落解放運動 60年史』(部落解放同盟群馬県連合会、1982年)
高崎市市史編さん委員会編『新編高崎市史: 近代現代』(高崎市、1994年)
高崎市市史編さん委員会編『新編高崎市史 通史編4 近代現代』(高崎市、2004年)
東京人権歴史資料館『日本差別史関係資料集成 4 近代・現代篇3』(科学書院、2005年)
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