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全国の都市間競争の現実
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開設5年、ベジナイト定着 若手農家、夜1時間きりの野菜直売 大阪
2014.2.20 02:27 sankei
■南海貝塚駅そば 毎週火曜
仕事帰りのサラリーマンやOLも立ち寄ることができる「野菜直売所」が、貝塚市の南海貝塚駅そばに毎週火曜日夜、1時間限定で姿を現す。地元農家の若者たちが取れたての野菜を持ちよる「VEGE☆NIGHT(ベジナイト)」。平成20年末の開設から5年が経過し、地域住民が集う憩いの場としても定着している。
午後8時。気温が2度を下回る駅前通りに、にわかに20人を超える人だかりができる。シャッターの閉まっている空き店舗前に次々と並べられていく旬のホウレンソウ、ハクサイ、イチゴ…。「今日は買うものないけど、顔を見にきたよ」「初物のタケノコ持ってきたけど、どう?」。野菜を売る若者と地域住民の談笑する声が、閑散とした夜の街に響く。
ベジナイトが始まったのは平成20年12月。同市の地元農家の北野忠清さん(30)が地域のコミュニティーFM放送で旬の野菜を紹介した際、「どこに行けば買えるのか」と問い合わせを受け、放送ブースの前にキクナ5束を置いたのがきっかけだった。次第に当時20代前半だった付近の農家の若者たちも、それぞれの生産する野菜を持ち寄るようになった。
ベジナイトへの出品に決められたルールはなく、数量や品目も季節ごとに大きく異なる。北野さんは「旬の野菜しか置いていないのは弱みでもある」と笑うが、自由でアットホームな雰囲気が常連客を増やした。毎週利用しているという泉佐野市の女性(39)は「他愛のないおしゃべりの中で、作り手の思い入れや人柄が伝わってくる場所。商品には『安心感』以上の魅力がある」と話す。
5年あまりの間、休業したことは一度もない。暴風雨で周辺一帯のビニールハウスが大破した際も、夜には通常通りに野菜を並べた。「日々の楽しい時もつらい時も、決まった時間に行けば必ず誰かがいる。街のそんな場所でありたいんです」と北野さん。今後も一風変わった営業スタイルを続けるつもりだ。(時吉達也)
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