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他大学の試み

67凡人:2011/11/23(水) 10:43:12 ID:xts/bGcY0
強みを磨き学生獲得 新生北関東 教育現場の挑戦(2)
2011/11/23 6:00 日経

 「プロになるのが夢だった」「ファンに勇気を与えられるよう頑張りたい」「まっすぐで勝負したい」。10月下旬のプロ野球ドラフト会議。白鴎大学(栃木県小山市)は3選手が指名を受ける「快挙」に沸いた。同一年に複数の選手をプロ球団に送り込むのは初めて。硬式野球部はもちろん、白鴎大自体の存在もアピールする好機となった。

■著名教授集める

 少子化時代に入り、減り続ける学生たちを奪い合う大学。得意分野で目に見える成果を出し、ブランド力を高めなければ生き残れない。有名大に比べて知名度で劣り、学生が東京都心に向かいがちな北関東の私立大学も競争のまっただ中にあって危機感は強い。

 北関東唯一の法科大学院を持つ白鴎大もブランド戦略に力を入れる。スポーツではバスケットボールやラグビー、女子駅伝なども好成績を収めてきた。ただ田沼泰彦広報室長は「スポーツはむしろ補強材料」と話す。大学として強調したいのは著名な教授陣と「学業特待制度」だという。

 教授には多彩なメンバーがそろう。22日にも講義に臨んだのは栗山英樹・経営学部教授。教員免許を持つ異色の元プロ野球選手で、日本ハムの監督に就任した。選挙予想で知られる福岡政行法学部教授、フォークシンガーで環境問題に携わる山本コウタロー教育学部教授らも名を連ねている。学長は官房長官や法相などを歴任した森山真弓氏が務める。

 特待制度の対象になるのは募集定員1030人の3分の1以上におよぶ。入学前と1〜2年時の成績次第で授業料は最大半額近くになり、4年間の学費を合わせても国立大より低く抑えられる。学生よりも親世代に知られる教授が並び、経済的負担は少ない――。この2つの取り組みに共通するターゲットが「保護者」だ。

 確かに収益面は厳しくなるが、白鴎大生は7割が地元出身で、残りの大半は東北から来る。「地元・近場志向の学生を呼び込むには両親の心をつかむのが早道」という判断が背景にある。

■駅伝効果じわり

 一方でスポーツを前面に出す大学もある。五輪出場経験もある花田勝彦監督の下、正月の一大イベント、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)の常連に成長しつつある上武大学(群馬県伊勢崎市)が好例だ。10月の予選会もトップで通過し、本大会への4年連続出場が決まった。県外受験組が増えて入試倍率も高まり、「大学運営に駅伝効果が感じられる」(岡野進事務局長)という。

 茨城キリスト教大学(茨城県日立市)が狙うのは「地域社会」での知名度。県内各地から通勤・通学者や買い物客らが集まるJR水戸駅前にサテライト・オフィスを設けた。一般向けのフランス語講座やNHK文化センターと提携した読書講座などを次々と手掛け、住民に親しみを感じてもらう戦略だ。「もう『無名』とは言わせない」。少子化時代に生き残ろうと各大学が知恵を絞る。




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